4話 バカ息子 ページ15
貴方side
私は例の彼女────────
糀谷有希子さんについての資料を何回も何回も朝から確認して
中堂さんと話し合っていた。
貴「ねぇ中堂さん。」
中「なんだ。」
貴「今度遊びに行こうや。」
中「はぁ…。わかったどこへ行くんだ?」
貴「手当り次第かな〜。」
中「なんだそりゃ。」
────────────────────────
火災で亡くなった10体のご遺体が
UDIに運び込まれた。
中｢これ全部うちでやるって正気か...!!｣
貴「こりゃ遊びに行くにもいかれないなぁ。」
デスクの方に移動すると所長がヘルプを呼んだらしく紹介をしてきた。
神｢ヘルプを呼びました｡中堂さん､クソ禁止ですよ？｣
私はあの中堂さんを訴えたスペシャリストかと思って
ワクワクして待ち構えた。
坂｢頼まれてクソ仕方なく
クソ嫌まいりました！｣
貴「中堂さん!めっちゃ面白いわ!坂本さん!」
満面の笑みを浮かべて調子よく言う彼に
女子は大爆笑だ｡
その後所長から今回の事件についての説明があった｡
10人のご遺体の9体は最上階の4階にあったという｡
神｢警察は､放火の疑いで消防局が調査中です｡｣
中｢放火なら他殺体が紛れ込んでるかもな...｣
六｢殺人を隠すための放火？｣
そのあと、私たちは長い仕事に付き合わされた。
次の日の昼頃、9番さんにだけ後頭部に殴られた痕跡があり
貴｢9番さんの背中には 皮下出血が見られました｡
現場写真には酸化した紐のようなものが...
9番さんは､縛られていたのだと推測されます｡｣
向｢つまり...誰が縛って殴って放火した...｣
毛｢まるっきり事件じゃねぇか!!｣
六｢犯人どこ行ったんでしょうね〜…。｣
ミ｢犯人が逃げ遅れて焼死した｡ってケースもあるからね〜｣
すると向島さんは1つのダンボールを取り出した｡
向｢実は､生存者が見つかったんです｡｣
11番さんは火災から逃げ遅れた人で
シャツには血液が付着していたというが外傷はなし。
久｢これが9番さんの血だったら...｣
東｢11番目の男が､犯人候補No.1!!｣
11番さんの状態を詳しく聞こうとすると
教授から直接説明してもらえる事になっていた。
久部父｢どうも､愚息がお世話になっています｡｣
その教授は､久部君のお父さんだった｡
そのままミコトと久部君と
久部父は会議スペースに入って行った｡
貴「愚息…ねぇ。」
中「謙遜の意味だろーが。」
貴「さぁ?どうでしょうねー。」
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雫(プロフ) - 明里香さん» すみません！ありがとうございます！ (2019年1月7日 18時) (
レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「久辺部」ではなく、「久部」です。 (2019年1月7日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2018年8月23日 17時
