3話 タバコ ページ12
貴方side
貴「タバコ〜。」
そう言い、部屋から私は出ていく。
そういえば最近なにかと中堂さんが後をつけてくる。
ほら、今日も────。
中「なぁ清華、そろそろタバコ吸うのやめないか?」
貴「何でー?」
中「死ぬぞ。」
真顔でそう言われて私はおかしい気持ちになって
大爆笑した。
貴「あはは!!!!どうしたの急に!本当に面白いわぁ...。」
中「何がおかしい。」
少し機嫌を悪くした中堂さんが
怖い顔をさらに怖くする。
貴「まぁ…人生の計画通りってところかな??」
中「どういうことだ...?」
私はタバコの火をアスファルトに押し付けて
火を消して話し始めた。
貴「小学生の頃ね授業に“人生計画”って言うのがあったわけ。
そこで私はまず、人には死があるってところから考えたの。だから逆から人生計画を書いた。」
中「お前は何歳に死ぬと書いたんだ。」
貴「60歳。」
中「…。」
貴「だから計画通りにとは意識しなくても
勝手に吸ってたってわけ。」
私は、あまり深くは考えるな。と言い
中堂さんの方を向くと何か言いたげだった。
貴「どした?」
中「お前は絶望しないのか。」
貴「えぇ。」
中「たとえそれがお前に分からない死でもか────。」
貴「ちょっとちょっと言ったじゃない
私に不可能はないの────────────。」
何たって、死まで計画する女だからなぁ。
と中堂さんに言っておいた。
まぁ死まで決めてるって言うのは流石に冗談だけどね。
そう中堂さんに言うとからかったのかと言われた。
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雫(プロフ) - 明里香さん» すみません！ありがとうございます！ (2019年1月7日 18時) (
レス) id: b513cb94f0 (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - 誤字がありました。「久辺部」ではなく、「久部」です。 (2019年1月7日 8時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雫 | 作成日時：2018年8月23日 17時
