三徹目の彼氏がめんどくさいです。【降谷零】

17徹目 馬鹿ね ページ18

貴方side

多分この犯人バカだ。
いや、こんな時にシリアスぶち壊しちゃって申し訳ないんだけどさ。









貴「お前は動画を送ることができないのかよ。」





てか私がこのスマホ持ってる時点で場所バレてるから!!!!!!!!
ねぇ???馬鹿なの?????むしろ馬鹿すぎて裏があるのか疑うよね!!!





犯「いや、ちょっとな。
弱いんだよ。こういうの。」

貴「ほら、こうやってやるんだよ。」

犯「おおー!!」

なにこいつかわいい。
え??この状況で言えることではないけど普通に
友達に1人は欲しいよね。

先程の水滴は終わっており、犯人は携帯に夢中である。






貴「わかってるでしょ。」

犯「何が?」

貴「逮捕されること。」

犯「…。まぁな。」



私は拘束を外してもらい
その男の頭を撫でた。





貴「馬鹿ね。」

犯「あんたには負けるよ。」



きっとこの犯人は、私の弱点を一瞬で見抜いたのだろう。
ずっと前から私のことをつけていたはずだ。

馬鹿だけど馬鹿じゃない。


パトカーの音が鳴り響く中、私は
焦って駆けつけて来る零を抱きしめた。



貴「零。この出来事揉み消すことって出来る??」

降「なんでだ?????こいつは…」

貴「情が湧いちゃってね。」




そういうと零はよくわからないという顔をし
手配をし始めた。






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部下「揉み消しだってよ。」

部下2「(Aさんだな。)」

部下3「(流石、降谷さんの飼い主…。)」

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