優しいお嫁さん【アンナチュラル】

20話 時は経つ ページ23

貴方side

時は経って16年後。
私は既に49歳になっていた。
周りからは一切老けてなくて怖いと言われるが正直わからない。
系は…


系「送らなくて大丈夫か????」

乙「大丈夫。お父さんは余計なことしないで。」

反抗期中の乙華に苦戦中。


貴「もう朝ごはん食べ終わった？」

空「うん。ごちそうさま美味しかったよ！」

と笑顔で言ってくるのは空斗。

反抗期がないから心配していたけどいい子なので良しとする。


少し前は赤ちゃんだったのに。

2人とも夢ができたみたい。


乙華は女優

空斗は美容師

なぜその道を選んだのかは聞いてないが、2人ともよく頑張っていると思う。

系「はぁ〜………。全く、手のかかる奴だ…。」

そう、登校した乙華を見てそう言った。

空「お父さんは女の子の気持ちわかってあげれないからそんなこと言っちゃうんだよ。

じゃあ、行ってきます!!!!!」


そう言いダッシュで一緒に行く友達の元へ向かっていった。


系「ますますわからん……。」

そう頭を抱えて悩み始める。

貴「ほら！UDI行くよ!!!!」

系「そうだな。」


ミコトは今49。苗字が久部になっている

夕子は今は51。苗字が毛利になっている。

坂本さんは一生フリーって言ってた。

正直ミコトと夕子も昔と全く変わらない。
変わったといえば…。



職場の雰囲気かな?


みんなさらに穏やかになって、バイトくんもたくさん来てる。

さみしいような気もするけど嬉しいな。


系「おい、行くぞ。」

そう優しく言ってくれる彼に私はほっぺにキスをした。

貴「行こう行こう!」

系「今なんでキスをした。」

貴「数年前と系が変わってないか見たかっただけ。」









「数年前の赤い顔が見れて満足!!!!!!!」




そう私は彼に唇にキスをされて
赤い顔をしてクシャクシャに笑うのだった。


「Aも対して変わってないな。」

彼も赤い顔でクシャクシャと笑った。








end.変わらない貴方と日々。

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