猫絵十兵衛御伽草子～ニタの嫁～〈リメイク版〉 (ページ3)

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百猫かるた１-1 ページ3

「ほうき～くさほうき～」

IN長屋
十兵衛サイド
なんだこの紙？まさか？！

「くらぁー！！ニタ公ー」
ニタ「にょほ？」
このコタツでぐうたらしているのがニタだそんなことはどうでもよく

「にょほ？じゃねよこれ見ろこれ！！」

俺は手に持っていた紙をニタに投げつける

ニタ「紙っ」
「面白くねぇっ笑えるか」

俺が今手にしている紙をニタに見せているところである。

「てめぇ性懲りもなく俺に化けてつまみ食いした挙句付けにしやがったな？
　なり屋やお陽さんから年末の掛取りがきたんだよ」

Aが聞いたら絶対に離縁だっていいそうだな・・・

ニタ「にゃん♡」
ニタ公かわいい顔しても無駄だ
「膾にする」
といいニタをコタツから出させようとする
「もうし」
ん？誰かの声が聞こえたが・・今はこの猫をコタツから出すのに精いっぱいなのでね

ニタ「ぎにゃーーー！！！俺を取って食ってもうまかないぞ」
「安心しろ唐では猫は滋養があるってんで汁にするらしいぞ」
ニタをコタツから出すと「ごめんください！！」の声と同時に家の扉が勢いよく空いた
ニタとそこにいる猫？こども？を見るいやこれは完全に

ニタ「「やり直し！！」」ニタと声が被った

？「ええっ！な何がですか！？」
何がですかって・・・

カラコロンカラコロン
この猫の次はだれだ・・・
ってこの人は・・・・

A「やはりこちらでしたか・・。探しましたよ。むく」
むく「A様ぁ～」

Aってニタの嫁じゃねーかしかもなんでこんなところに・・。

A「十兵衛様、ニタ様相変わらずお元気そうで何よりです。
まったく・・その半端な化け方はどうかと思いますよ・・修業がたりませんね・・・」

ニタ「にょほ、相変わらずの口調だえA。清白のところで下の奴らの化け方を教えてえるんじゃなかったのかぇ？」

A「そうだったのですが、自分の亭主がいない中、下のものを教えるのはと思い清白に無理を言ってここまで来たわけです。まあ相変わらず・・・。ん？・・この紙はなんですの？ニタ様？」
Aが拾ったのは年末の掛取りが書かれた紙
「それはよ。お前さんの亭主が俺に化けてつまみ食いした挙句付けにした紙だ」
とAに言ってやった。
そうAはそういったことは大嫌いで雷が落ちるほどにニタもそのことを思い出したのか顔が青ざめていいる。
Aがニタを叱ってくれている間むくは俺に弟子入りしたいといわれた。