俺じゃダメ…？ Six TONES&Prince (ページ4)

今日:15 hit、昨日:3 hit、合計:39,322 hit

No.3 ページ4

嘘、何でいるの、なんでなんで。

私の目の前にいるのはまぎれもなく
優太なわけで。

優太はずっと行方不明だった。

私が告白しようとしたあの日、
あの日から優太は姿を消した。

いつも笑顔な優太。
いつも優しい優太。

私は行方不明なんて信じられなくて、
告白しようとしてたこととか
関係なしに優太を探した。

２週間、いや1ヶ月、放課後にひとりで探してた。

見つかんなくて、辛くて。

初恋の相手であり、いつも私を支えてくれた優太がいなくなったことは
私にとって、とても辛いものがあった。

(人1)｢おーい！A大丈夫？｣

｢優太、優太がいるの。｣

(人1)｢何言ってんの？笑
岸くんはもういないんだよ？｣

｢ほら、見てよ。｣

(人1)｢え、？
嘘でしょ？あれ、岸くん？｣

｢うん、多分そうだよ。
いや、絶対。｣

あの時とは違って髪は少し茶色くなってて、
少し違う優太にドキッとした。

(人1)｢声かけなよ！
A、ずっと好きだったじゃん？｣

｢うん、でも覚えてるかな、？｣

(人1)｢忘れるわけないでしょ？！
あんなに一緒にいたんだから。｣

｢うん、ちょっと行ってくるね。｣

｢優太、？｣

小柄で可愛らしい女の子と話してる優太。

私とは、正反対。

嫉妬なんて、
まだ好きが募ってる。

優太｢ん？｣

｢覚えてる、？私、A。
幼なじみの、｣

優太｢あー、えっと
久しぶりー。
でもごめん。

俺さ、記憶喪失になって、
中2までの記憶、全部ないんだ、｣

｢え？｣

優太｢ほんとごめん。
でも親から話聞いた。
幼なじみのAちゃんがいるんだよって、

そりゃびっくりするよな、
ごめんな。

高校一緒だったんだ。
仲良くしよーな！
よろしく、A^^*｣

頭が追いついていかないまま、
優太は遠くへどんどん行っていて、

記憶喪失？そんなのありえない。

ありえない。

いつも呼んでた私の名前。

今日は違うの。

今日は初めましてと同じ。