花より男子【SixTONES】 (ページ6)

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そして約20分ほど経った頃、
黄色い歓声がホールを包み込んだ。

『F4！F4！』

この学院のトップクラス4人組。
1人1人権力を持っていて誰も逆らえない。

｢え、あれって...｣

そのF4の中に入学式の時にぶつかった人がいた。あの人、F4だったんだ。
ちょっとショック...

『今日もかっこいいですジェシーさん！』

『京本様美しい...！！』

皆が皆F4に目を輝かせていた。
これからわかるんだ。
権利者を怒らせたらいかに怖いかということを。

.

『岩橋くん、だっけ？
昨日樹とぶつかって何で謝らなかったの？』

メンバーの一人、ジェシーという人が
岩橋くんのそばに近寄り問い始めた。

『えっと...それは...怖くて、』

『はあ？そんな理由？ありえね。』

はあ、とため息をつき岩橋くんから離れると
ジェシーさんは椅子に座り足を組んだ。

『ねぇ、俺の靴舐めて？
ちゃんと綺麗に掃除して？岩橋くんのその舌で。』

冷たく言い放ったジェシーさんに、
皆は顔を合わせながら楽しそうにしている。

『まじでやんのかな岩橋。』

『やべちょっと興奮する。』

そんな声がどこからともなく聞こえてきた。
静まり返る多目的ホールに、
また歓声が沸き始めた。