花より男子【SixTONES】 (ページ22)

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放課後、北斗さんのクラスの教室で2人きり。
テスト前で勉強を教えてもらっているところで、けど全然頭に入らなくて。

『こーち、ねえ髙地ってば。』

北斗さんの隣が僕でいいのかとか、
僕といてしあわせなのかとか色々考えてたら、
目の前にいた北斗さんに頬をつつかれた。

｢すみませんぼーっとしてて。｣

『もう。そんな顔されたら不安になるじゃん。』

｢僕っていつも北斗さんの事不安にさせてばかりですね。北斗さんは僕といて楽しいですか？｣

今はどんな答えが帰ってくるのかわからなくて、怖くて北斗さんの顔を見られなくて。

まだ2問しか解いてないワークを見ながら尋ねた。

『髙地といると落ち着くんだよね。
一緒だと安心する。』

優しく微笑みながら北斗さんは言った。
深刻に考えてる僕とは違って、
北斗さんはいつも通りだった。

『俺はずっと髙地の隣にいたいなぁって思うんだよね。』

頬杖をつき、僕の目を真っ直ぐに見つめながら北斗さんは言った。

｢好きです。大好きっ...｣

そんな北斗さんに、好きが溢れて、
思わず北斗さんをぎゅっと抱きしめた。