花より男子【SixTONES】 (ページ18)

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18 北斗side ページ18

1年前この学院に入学し、
幼馴染4人でF4を結成した。

正直俺は嫌だった。
いくらF4と言えど俺は目立つのが嫌いで、
小中は日の目を浴びずに生きてきたのに。

高校に入るとそうはいかず、
半ば強制的にF4に入らされたようなものだった。

毎日の生徒達からの黄色い声援が耳障りで、
俺は屋上に行く回数が増えていった。
ここなら誰も来る事は無いし、おいしい空気も吸えて落ち着くから。

高校2の春。

彼との出会いが運命だった。

『あっ、ごめんなさい！』

何か考え事でもしているのか、
俺に気づかず前からぶつかってきた新入生の彼。

必死に頭を下げ謝罪をする彼が可愛く思えて、
この間買ったばかりのハンカチを渡した。

申し訳なさそうにしながらも、ハンカチを渡すと少し嬉しそうに微笑む彼。

その笑顔を見た瞬間から、
きっとこの恋は始まってたんだと思う。