ストの紅一点は愛すより愛されたい３ (ページ44)

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Aside

美結「愛瀬Aさん、だっけ？」

あ「はい」

美結「真都は私と付き合ってたのに、あなたのせいで
真都も私も傷ついた」

あ「ごめん、なさい」

真都「お前の気持ちは最初からそんなものだったんだろ？
まぁ、芸能人一人元カノだって言えるの嬉しいけどな、笑」

なんて笑う彼、次の瞬間身体に刺激が走った
殴られたと気づくまでそう時間はかからなかったと思う

私のポケットで震える携帯、美結さんが私のポケットから携帯を取り出した

美結「えー？この子すごい浮気してるじゃない」

電話をかけてきたのは涼介だった

美結「可愛そうだから出てあげるね」

あ「ねえっ！やめてっ！」

真都「黙れよ」

今まで聞いたことのない真都の低い声
その瞬間私の目から涙が溢れた

美結「あ、もしもし？」

涼介『あ、Aいます？』

美結「いますけど」

涼介『迎え行くんで場所とあなたのお名前伺ってもいいですか？』

美結「名前は華坂美結です、場所はですね○○区の裏路地です
Aがめっちゃ酔っちゃって裏路地で動けないんですよ」

殴られてる私を横目にそう言う美結さん

涼介『わかりました、あと５分すれば着くんで』

真都「めんどくせえな、帰るか」

美結「そうしよっか、でも私にも一発殴らせて」

そう言って近づいてきた美結さんは私のお腹を思いっきり殴った

その場を去っていく二人

信じた私がバカだった、もしかしてと思った私がバカだった

私にはもうなにもない、涼介の声を聞いた私はそのまま意識を飛ばした