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担任「 じゃあ、今日はこれで… 」
樹「 せんせー、さよーなら！！ 」
「「 さよなら〜 」」
担任「 いや俺まだ終わるって言ってない… 」
サヨナラの挨拶もしないまま終わるのが当たり前なこのクラスは担任を華麗にスルーし、もう教室を出ている者もいた。
ズレてるよね完全に笑
樹「 なーなー今日どこか寄らない？ 」
「 えー樹のおごり？ 」
樹「 違ぇし笑 きょもの転校祝いしたいんだけどー 」
大我「 …転校祝い？ 」
栞「 いいねー賛成！ 」
「 きょも、この後予定ある？ 」
大我「 …俺、そういうの求めてないから。
だから別にいいよ。気持ちだけ受け取るね 」
樹「 そ、っか…なら良いよ笑
無理強いしてごめんな、また明日！ 」
じゃーね。と、
きょもと別れた私たちは学校を出て寂れた公園に入り
栞「 田中の誘い断る人初めて見た… 」
樹「 何か嫌なこと思わせたのかな〜。
自己紹介の時も全然笑顔見せないし 」
「 きょものあだ名が決まった時も、
"疲れた"ってこぼしてたし 」
樹「 ええっ、まじかそれが嫌だったんじゃ… 」
駅前にできたタピオカジュース専門店の1番人気の山ちゃん特製いちごみるくタピオカ増し増しをずずっと飲みながら、
今日の反省会をしていた。
栞「 って言うより、
過去になんかあったっぽいよねきょもは 」
「 同意見 」
樹「 まー、そんなの俺のコミュ力で突破しちゃお 」
「 うわぁー信用出来な 」
樹「 Aひど笑 」
栞「 嫌われたらしゃーなしで慰めてあげるから 」
樹「 早瀬も早瀬でしゃーなし言うな笑 」
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作者名：まち | 作成日時：2018年12月6日 18時
