続き ページ2
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両手でコップを包み込み、へにゃっと笑うるぅとくん。
……可愛いなぁ…、。
これが母性本能ってやつなのか。
こ「ど？スッキリした？」
る「…少しだけ。」
こ「そりゃ良かった。」
ふふ、と笑って見せると
僕に合わせて、彼も柔らかく笑った。
こ「お風呂どうする、？入れる？」
る「そのくらい入れますよ…、」
こ「でも着替えないよね？僕のん小さいし…、」
…、あ、
こ「こないださとみくんが置いてったTシャツとズボンならあるよ、」
る「……さとみくん？」
こ「うん、そ。こないだ泊まりに来てたの。」
る「泊まり……」
…あれ、
る「いりません、」
こ「えっ、」
る「さとみくんのなんて要らない…」
こ「なっ、
何でそんなこと言うの…、僕はるぅとくんのために…、！」
る「要らないって言ってるんです…、どこまで耳悪いんですか？」
こ「…っ……、」
なんで？
別にいいじゃん
さとみくんのくらい
どうせバレないし
……なんなら
こ「嬉しいくせに。」
る「……は？」
こ「るぅとくんってさとみくんのこと好きじゃん。」
る「え、」
こ「知ってるからね？
この頃、さとみくんのことよく見てることとか。」
る「それは……！」
こ「隠したって無駄だから！！どうせバレてるんだよ？」
る「違いますって！僕は……っ…、」
こ「……」
る「……」
るぅとくんは気不味そうな顔をして
る「…ぼくは……ほかに好きな人が……、」
消えそうな か細い声で そう云った。
こ「……へ、」
とたん、僕を見て赤面する るぅとくん。
る「言わせたがりですか、馬鹿……。」
こ「ち、違うって！知らなかったんだもん！！」
る「あーもうバレた…。これで満足ですか？」
こ「ちょ、ちょっと待って……、！」
る「……」
彼の袖口をちょこんと摘まんで、僕の元に引き寄せる。
こ「ダメだって、ちゃんと聞いてないんだから。」
る「……は？」
こ「誰が好きなの、ねぇ……」
目のやり場に困り、うつ向くと
る「……いーんですか、簡単に相手に期待持たせちゃって。」
耳元で聞こえる 低い声。
こ「…い、いいよ……、僕だってまじだし…。」
この返事が
僕の幸せのはじまりなら、
る「……貴方が好きです。」
こ「…っ……、」
一生君についてくよ、
end
初投稿のため、不馴れです…、読みにくかったのならすみません。
ご閲覧感謝します。
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作者名：つづり | 作成日時：2020年2月25日 17時
