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黄青 「おさけのちから」 ページ1

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るぅとside




この頃、

ころちゃんは 同じメンバーのさとみくんにベッタリだ。

こ「ねーねー!さとみくん、今度映画行こうよ!」

さ「えー?いいけど。」

る「…、」

事あるごとに「さとみくん、さとみくん」って。

…そんなに好きなら付き合えばいいのに。

どうせ両思いなんだから。



莉「なーに険しい顔してんの。」

る「わ、莉犬。」

持っていたお酒を上から取られ 丁度見下げる感じで微笑んでくる莉犬。

莉「なに、ころちゃん絡み?」

る「…べつに、?」

莉犬は唯一、僕が向けるころちゃんへの気持ちを知っているメンバーだ。

信頼できるからって、随分前に 酔ってうっかり言っちゃったんだっけ。

莉「さとみくんなら大丈夫だよ、他に好きな子いるし。」

る「えっ、」

莉「っはは、驚きすぎ。」

莉犬は固くなった僕の肩に手を置く。

莉「しかも付き合ってる。」

る「…めんばー内?」

莉「さぁ…、」

彼はいたずらに にやりと笑って
さっき奪ったお酒を僕の手の中にいれてきた。

莉「まぁまぁ、今日は飲みなって。話なら聞いてやんよ!」

る「…ありがとう。」




ぬるくなったの缶チューハイを 一気に飲み干すと

る「んっっ、」




少し大人な頭痛に見舞われた。





……………







ころんside





さ「あーあ、るぅと潰れちゃったなぁ。」

こ「お酒弱いくせして、一気に飲むからだよ

ばーか。」

莉「やめときなってころちゃん。」

さ「そーだぞ、るぅとなら鉄拳飛ばしてくる確率高い。」

莉「さとみくんもアウト。」

さ「いって!!」

こ「ははは…、君ら仲良いね……。」

ほんと僕が空気みたい。

さ「じゃあそろそろ帰るわ。」

ジ「えー?じゃあ俺も。
なーくんも帰るやろ?」

な「帰る帰る。るぅとくんは?」

る「……」

さ「爆睡…。

どうする?今起きないと終電なくなるけど。」

こ「んー、まぁ明日も休日だし、泊めといてあげるよ。」

さ「ん、なら。

……てか、お前はるぅとが泊まってくれて逆に嬉しい……のか、。」

こ「うるっさい!!」

莉「もー、

さ、みんな帰ろっか。」

こ「…気付けてね。おやすみ。」

な「おやすみー!」




皆の後ろ姿が見えなくなったころ
家に戻ると、ぼーっとしたるぅとくんが棒立ちしていた。

こ「ん、お酒抜けた?」

る「…ちょっと。」

こ「ほれ、お水飲んどき。」

る「ありがと…ございます…、」

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作者名:つづり | 作成日時:2020年2月25日 17時

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