<強欲>の欲しい物 弐 ページ43
それから間もなく､人間の国同士の戦が始まった
当然､ジュンも狩り出された訳である
「御母様､行って参ります」
「健闘を祈るぞ」
ジュンが参戦した頃には既に戦は始まっていた
「ｸﾞﾊｯ!」
知らぬ間に鍛えられた身体は､しなやか筋肉がついていた
「貴様､巨人のガキのくせに…!」
「黙っててや」
戦闘を始めると､周りが見えなくなる程のめり込み､目が死んでいく
巨人族としては嬉しい事なのだが､仇になる事もあった
「ｸﾞﾌｯ…」
死角に敵が入り込んだのだ
「ﾌｯ､巨人族程度､人間には敵わんw」
「低知能故に寿命も短い人間ごときが巨人族に利く口ではない｡子孫繁栄にも貢献出来ん種族はいらん｡精々その猿の様な小さな脳味噌を早く取り替える事やな」
毒が塗り困れた矢なのに､全くと言って効き目が見られなかった
ジュンは人間を掴み､握り潰した
手には肉塊と真っ赤な血｡それを舌先で舐める
「所詮こんな物か」
万物の掟の如く､野性の血が騒ぐ
冷徹で鋭い眼光はとても少年には思えなかった
「連鎖する純金(ｺﾞｰﾙﾄﾞ･ﾗｯｼｭ)」
打ち付けられた拳は､地を裂き､割れ目から大きな金の礫を連鎖させた
最初の戦は勝利を掲げ､帰還した
「惨めな…………｡帰ろう」
戦闘が終わると､眼には光が入り､まだあどけない少年の顔になった
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抹茶らて - リクエストお待ちしています↑↑ (2018年6月13日 23時) (
レス) id: fd63c33801 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ - コメやリクください!↑↑ (2018年6月12日 19時) (レス) id: fd63c33801 (このIDを非表示/違反報告)
Junna＊(プロフ) - うぇーい。 (2018年6月10日 16時) (レス) id: c9b31a7cde (このIDを非表示/違反報告)
抹茶ラテ - Junna＊さん» 美術だお!明日からは6時に帰宅 (2018年6月7日 12時) (レス) id: fd63c33801 (このIDを非表示/違反報告)
Junna＊(プロフ) - 何部やったっけ？(( 私は明日、テスト。 でもテスト終わったら早退して眼科行ってくるー。 (2018年6月6日 18時) (レス) id: c9b31a7cde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：抹茶らて | 作成日時：2018年6月4日 19時
