六つの大罪 〜SixGuilty vs Answers〜

<色欲>の発情　終 ページ31

「怠い」


翌日､剛はユマージュの起訴により裁判にかけられた





「18歳未満の行為｡及び､合意のなく､非常に猥雑な行為による強ｶﾝ容疑とする｡よって､森田剛を懲役15年とする｡
また､









＜色欲＞の罪(ｺﾞｰﾄ･ｼﾝ)とする




結果は大罪人



ちょうど昨日の姿だったので､上半身裸だった


そして､右肩に山羊の刺青が彫られた




馬車に乗り､刑務所へと送られる





今頃､健は何してるのかな…





手錠のついた体で乗り込む





すると､中はいつもの向日葵の香りが鼻を擽る


「健」

確かにあったのは､あの一輪の向日葵だった



でも､顔は見たことのないくらい儚く､哀しいものだった


「ごぉ」


あの声で､あの笑顔で隣合っていたなんて




「なんでいるんだよ」
「それはお互い様なんじゃないの…w」




よく見えなかったが､健の左側の額には赤い刺青があった



馬車では一言も喋らなかったが､刑務所に着くと､昨日と同じ様にはしゃいでいた







森田剛｡愛に飢えた悲しき少年
だが彼こそが勝利に誘いし､勝負師なのかもしれない

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