六つの大罪 〜SixGuilty vs Answers〜

<憤怒>の目覚め　終 ページ15

戦が終り､昌行は21歳となった



滅びたハウラーティの民はリオネスに移住した





「リオネス対ハウラーティ戦の後､己の怒り＜憤怒＞により､戦の避難･生き残りの者､約3000人を殺戮し､国の完全破壊｡よって､坂本昌行を5年の懲役とする





また＜憤怒＞の罪(ﾄﾞﾗｺﾞﾝ･ｼﾝ)とする」



裁判官が下した結果は､大罪人


彼に大きな男が近づいて来た
その手には小刀と針


「首を出せ」


恐る恐る首を出す

左側の首筋に冷たい物が触れる



そしてその凶器で首筋を切りつけられた



「痛っ…!!」



そして見せられたのは


左首筋に彫られた紅い“龍”の刺青


「＜憤怒＞の大罪人よ｡お前は国家の恥だ｡25年後の世戦に狩られ､国家の犠牲となる｡充分に死を待つのだ」



＜憤怒＞の罪 坂本昌行


憤りに勝てない､ひ弱な男
彼が世戦の統率者とし､6人の大罪人を勝利に導く人間

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