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Aがただの友達と思えていたのは
大分、昔の話だ。
俺のものにしたい。
近くにいて欲しい。
たくさんいる友達の中の一人じゃなくて。
特別になりたい。
そう思ってる。
でも、ダメなんだ。
特別にも
俺のものにも
Aはなれない。
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7年前。
「ねえ、オッパ。この写真。」
久しぶりの休暇を家で過ごしていると
俺の部屋に入ってきた妹が
色んな人との写真を
所狭しと貼り付けた、コルクボードを見て
一つの写真を指差す。
そこには
初めてAと撮った写真。
「Aオンニだよね!オンニとどこで会ったの?」
「オンニ??」
「え…覚えてないの?」
覚える?
何を?過去に俺はAと会っているのか?
ぐるぐると過去の記憶を、取り出すけど
Aとの出会いは、Aが俺たちのメイク担当になったときだ。
それしかないはず。
でも
「オンニは私たちの いとこだよ。」
グワンと心が鈍く跳ねた。
「覚えてないのも、仕方ないよ。だって会ったのは小さい頃の一回だけだもん。そのあとオッパは練習生で忙しくて、デビューして家を空ける事が多かったし。何回か遊びに来たし、遊びにいったんだけど、メイクの勉強するって言って、日本に帰ってそれっきりだったの…。」
「日本て…ああ、日本人と結婚した、ヨンホおじさんの娘か…」
知らなかった。
気付かなかった。
「早く言ってよ〜私もオンニに会いたいなー」
妹の声が遠くで聞こえる。
Aは俺のいとこ、
血が繋がってたなんて。
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ちぇ。(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます^^どこかでその後の二人書いてみようと思います:) (2016年11月22日 9時) (レス) id: e14a95ed00 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - お疲れ様です。おわっちゃった・・・・いつかその後を書いてくれたら嬉しいなぁ。次回作待ってます!! (2016年11月21日 18時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぇ。 | 作成日時:2015年1月17日 2時