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自分が
自分が好きだと思うたびに
シウォンが離れていく気がして。
つなぎとめておきたくて
このまま来てしまった私は
ずるい女だ。
「そんなに付き合えない理由でもあるのかな?」
「…え?」
「キスまでしかできない女。付き合うわけでもなくキスだけしたい…」
もしかして
私、都合がいい女…?
「ごめん。うそうそ。そんなの無いから。怖い顔しないで。」
笑ったオンニ。
でも、疑問は消えない。
私も分からないんだから。
シウォンにしか分からない。
「私、この変な関係、やめたいんです。」
俯いたまま、ギュッと両手を握り締める。
「だっておかしいから。キスだけなんて…。」
キスだけ…
ひたすら、会うたびに唇を重ねるだけ
誰がどう聞いたって、おかしな話だ。
「そんな関係でも、好きだから、嬉しいって思って。
このまま、関係を絶たなかった自分がズルいと思うんです。
すごく悔しいんです。伝えても届かないのに...」
半分、ここで決心したのかもしれない。
自分に言い聞かせるように。
ここで思いとどまらないように。
「私…」
「私、日本に帰ります。」
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ちぇ。(プロフ) - wakaさん» コメントありがとうございます^^どこかでその後の二人書いてみようと思います:) (2016年11月22日 9時) (レス) id: e14a95ed00 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - お疲れ様です。おわっちゃった・・・・いつかその後を書いてくれたら嬉しいなぁ。次回作待ってます!! (2016年11月21日 18時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちぇ。 | 作成日時:2015年1月17日 2時