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ﾄﾞｸﾝﾄﾞｸﾝ。
「はあ……」
あのあと
走って、自分の部屋に逃げて来てしまった。
何も言わずに。
何も見ずに。
忘れようと
忘れようと
ｼｬﾜｰを浴びて
冷蔵庫に入っていた水を飲んで
ﾍﾞｯﾄﾞに潜り込んだけど
未だに高鳴る心臓が
私を寝かせようとしてくれない。
目を瞑れば
ｼｳｫﾝの近づく顔と
止まらないｷｽが
蘇ってくる。
ｼｳｫﾝはあの時
酔っていたんだ。
あんな風に笑わないし
可愛いなんて言わないし
力強く抱き締めないし
ましてやｷｽなんて…
明日になれば
元通り。
いつものｼｳｫﾝと私。
ただ、私が記憶があるだけ。
ｼｳｫﾝは何も知らない。
そうなんだ。
ちょっと羽目を外しただけ。
明後日の仕事で
いつも通りにすればいいの。
そう思うと
少し心が軽くなった。
ｼｳｫﾝが覚えていないだろう、
と思うと悔しいけど。
今までどおり何も変わらない
何でも話せる
それ以上でも、それ以下でもない
仲の良い二人になるんだ。
重くなる瞼。
意識は自然と遠のいていった。
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ちぇ。(プロフ) - wakaさん» ｺﾒﾝﾄありがとうございます^^どこかでその後の二人書いてみようと思います：） (2016年11月22日 9時) (
レス) id: e14a95ed00 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - お疲れ様です。おわっちゃった・・・・いつかその後を書いてくれたら嬉しいなぁ。次回作待ってます！！ (2016年11月21日 18時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちぇ。 | 作成日時：2015年1月17日 2時
