【イナGO】お嬢様のお気の召すままに。【天河原】２ (ページ2)

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第三十二話ページ2

　
　
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「な・ん・で！

あんた達がここにいるのよ!!!!」

―――部室。

京介と一緒に登校してくると、朝も見た四人が部室で拓人たちを話していた。

幸せな気持ちが一瞬で崩れる。

学校に行ったんじゃなかったの…!?

西「なんで、って

お嬢様がぼくたちの事知りたいって言ったからだよぉ～」

椅子に座りながら西野空がへらへら笑う。

隼総は小さい鏡と睨めっこしながらメイクしてるし。

星降は本を読んでいる。

自由すぎなんじゃないかしら…。

「えぇ…確かに言ったわ…

でも24時間ずっと一緒になんて居たくないわよ。」

頭を抱えて近くの席に座る。

京介が更衣室に行ってて良かったわ。

茜「ふふふ…修羅場」

シャッターを切りながら茜が私の前の席に座ってくる

絶対面白がってるわね。こっちは面白くないのに…。

喜「旦那様が一日転校生をしたらいいんじゃないかって提案してくださったので。

なのでお言葉に甘えて本日は雷門中学生として過ごします。

クラスもお嬢様と同じクラスにして頂きましたので、本日はよろしくお願いいたします、お嬢様」

「なによその一日転校生って！そんな簡単に出来るものなの!?

この学校はそんなおふざけが許される学校じゃないでしょう！

そんなのが許されるわけないじゃない！」

ムカムカして自分の髪を引っ張りながら怒鳴る。

信じられない。

なにそのふざけた理由。

お遊び感覚？信じられないわ

隼「髪を引っ張るんじゃない。

禿げるぞ」

隼総が私の隣に来て髪にそっと触れて、すくった髪にキスをしながら言う

「やめてくれるかしら。髪に口紅が付くわ」

髪を引っ張って隼総が口をつけたところを指で拭く。

昨日をアレを見てから、隼総の顔が見れない。

また、体調が悪くなったらどうしよう…と考えてしまう。

だって私のせいでって、なんか気分悪いもの。

隼「照れ隠しなんて、可愛らしい事するんだな」

「やっ…！ちょっと隼総ｯ」

気を使って少し離れようとしたのに、隼総は何もないみたいに抱きついてきた。