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聞いて、五年生。102 ページ7




「何あれ」
「周りにきのこ生えてる」

五年い組の教室。
Aは授業中なのにも関わらず机に伏していた。腰骨建てる気力もないようだ。
それも仕方がない、このたった数日間で一年分ぐらいの出来事があり頭が追い付いていないのだから。

「・・・・・・あとで豆腐食わせてあげよう・・・・・・」
「口移しで?」

「ば、馬鹿!勘右衛門!・・・・・・なんで分かったんだよ!」
「あってるのかよ!」


「そこ!煩いぞ!校庭十周!」

「「そんなぁ・・・・・・」」


木下先生に怒鳴られた二人は渋々と校庭で十周走っていた。
・・・・・・勘右衛門に兵助は優秀だけあって十周走れと言われたことに他の生徒は
驚いている。

それと、くのたまだったAがいることに、机に伏して気力がないことにも
五年い組の生徒たちは驚いていた。



『・・・・・・ざまぁみろ、私の寝起きを害した罰だ』



Aが口悪くなっていたことにも先生含め口を開けてまた驚くのであった。



「A、久し振りだな。
・・・・・・早く頭をあげろ。お前も校庭十周したいのか」

『とんでもございません、木下先生』


ここで木下先生は昔のことをふ、と思い出した。
まだ、あの時のAは可愛かった・・・・・・と。


あの鬼の顔をした木下先生は遠い目でぽつりぽつりと五年い組生徒ー二名の
前でAの少々恥ずかしい話をし始めた。


「あの時は・・・・・・


――――――
――



『木下先生っ!見てください!勘右衛門の髪がうどんです!』

Aは勘右衛門の髪の毛をわし掴みにし、満面の笑みで
私に見せたんだ。

「そうかそうか、それは良い発見をしたな」

「先生酷いですぅううう!俺の髪の毛うどんじゃないし!!」

勘右衛門は半泣きになっているのにも関わらずAは怖いほど
笑顔だった・・・・・・。


そこへ兵助がやってきてな、


「A〜、豆腐おばちゃんが作ってくれたんだ!一緒に行こう!」

『わぁい!行く行く!早く行こう!』


仲良く手を繋いで食堂へ二人で行ったんだ。
その時の忘れ去られた勘右衛門が半泣きだったのが懐かしいなぁ。


―――――――


『やめてくださいぃいいいいいいい!!』


Aはそれ以上聞くまいと耳を塞いだ。


生徒は皆大笑い。
Aにとっては地獄絵図かもしれないが担任で長い付き合いの木下先生に
とっては微笑ましかった。

 

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もえこ(プロフ) - 通知来ました〜!!ありがたい(神) (2019年7月15日 13時) (レス) id: 8b605c37d7 (このIDを非表示/違反報告)
天然水豆腐(プロフ) - もえこさん» Jkが終わってしまったということは…こみゅ〜の方にメッセージ送ったのですがどうでしょう!?多分通知があると思うので! (2019年7月15日 13時) (レス) id: 685b41ea38 (このIDを非表示/違反報告)
もえこ(プロフ) - 私の学生生活後2年で終わる…泣 (2019年7月15日 13時) (レス) id: 8b605c37d7 (このIDを非表示/違反報告)
もえこ(プロフ) - 受験はすでに終わってしまったぁ〜!JKが終わってしまったことが悲しい…(コミュ!?ぜひぜひ!!しかしやり方がわからぬ…) (2019年7月15日 13時) (レス) id: 8b605c37d7 (このIDを非表示/違反報告)
天然水豆腐(プロフ) - もえこさん» おおおおおお!!ギリってことは受験生さんだったりしますか…?((私もです笑笑良かったらこみゅ〜とかどうでしょう!? (2019年7月14日 17時) (レス) id: 685b41ea38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:天然水豆腐 | 作成日時:2018年11月4日 17時

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