四天宝寺の妹【テニプリ】 (ページ1)

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もう妹とか関係ない〈1〉ページ1

A「ケーンヤーはぁヘタレーっ！ヘタレーっ、ヘタレーっ」

メ○ーさんの羊のリズムに合わせて

Aは歌っていた

.

ﾓﾑｯ―…

A「むっ…」

いきなり口が塞がれてしまった

謙也「俺はヘタレちゃうで!!」

Aの口より遥かにデカイ

謙也の手によって

財前「A。えぇセンスしとるな」

後ろからは財前の手が伸びてきて

Aの頭に乗っけられた

謙也「どーゆー意味や財前！」

財前「………ヘタレ」

謙也「なっ…！？お前…先輩をなんやと…っ!!」

Aに触れたままの状態で

前後で言い合いを始めた両者

千歳「まぁまぁ、そこまでにしとくったい」

Aの真横に立って

半笑いで二人を制止させようとする千歳

千歳「謙也。Aが酸素求めとるばい」

Aを指差して謙也に言う

謙也「ぉわ！？すまん！！」

言われて謙也は飛び離れた

自分の手をAの口から勢いよく放したのだった

財前「大丈夫か？」

覗き込むように財前の顔が近づいた

A「酸素がなくなると人はキツイ…」

財前「せやな」

ﾎﾟﾝﾎﾟﾝｯと頭を優しく撫でてそのまま離された財前の手

一氏「救世主やな千歳ぇ」

金色「やぁーん☆惚れてまう～！」

お互いの肩を組み合いながら登場

一氏「浮気か!!小春！」

金色「男前が一番やでぇユゥ～くーん☆」

千歳はﾆｺﾆｺしながらその様子を見る

A「…あの二人から酸素を奪いたいんやけどww」

笑いながら言って

全員は止めていた足を動かし始める

遠山「Aー！！」

数十メートル先に光が零れるその位置から

逆光で見えない三人の影が…――――

一つはこちらに手を振る

おそらく遠山

一つは腕組をして堂々と立つ姿から

石田

残るは…

部長、白石であろう