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俺の答え by玲莉 ページ7
睦月side
「兄貴。今までごめん。僕と、また仲良くしてください！」
帰ってくるなり、弥生は言った。
俺は、驚いて一瞬息が止まった。
「弥生……」
俺は、嬉しかった。
でも、後悔していた。
あのグループを抜けたんだ。
それに、俺に言わせて……。
俺は何かできなかったのか？
抱え込ませて、何もできなくて。
「俺、さ。駄目な兄だよ。ごめんな。俺でよければ、仲良くしようよ」
俺は笑った。
これは、いつもと違う、心の底からの笑みだった。
「兄貴……」
ポロポロと涙をこぼす弥生を、抱き締める。
頭を撫でてやる。
俺も泣きそう。
こうして俺らは、トゲトゲした思いを流した。
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作者名：七瀬彩七＆玲莉 | 作者ホームページ：
作成日時：2018年1月24日 16時
