▽｢僕達2人でｻﾌﾞｳｪｲﾏｽﾀｰ!!｣あ｢私とｸﾀﾞのﾌﾟﾚｲで勝者皆無!!｣▲｢私を抜かないで下さい!｣▽あ｢｢出発進行!!｣｣▲｢ましぃぃいぃ!!!!!｣Ⅱ (ページ11)

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危うしページ11

あ「サイコキネシス」

ギアステーション内で刃物を持つ集団を確認した私は急いでカバンに入れていたサブウェイマスターの上着を羽織ヘアピンを外し帽子片手にライチュウに指示を出し集団を宙に浮かべている

あ「もしもしジュンサーさん？怪しい集団を確保しました」

ライブキャスターで連絡を入れた後近くに居たラムセスに言ってガムテープを受け取りグルグルと集団を巻き上げる

あ「ひーふーみー‥ん？一人足りな‥い」

グサリと何かが刺さる音がした横っ腹に刃物が刺さっていた

嗚呼、成程刺されたのか

刃物が抜かれると同時に俺は刺してきた男を勢い良く殴る

男はよろめくが俺を見て笑う

良く確認すると男以外にも二人取り逃していたようだった

これぐらい止血すればなんとか

なんて考えていると後頭部を勢いよく殴られた

ちょっと待て
前と横にいるのは知ってたが後ろは知らないぞ

ぐわんぐわんする頭を抑えて振り向く

あ「…へ？親父殿？」

そこには親父が立っていた

親父「俺以外から傷をつけられたら殴ると言っただろう
…で、どいつだ？俺の子供に怪我を負わせたのは」

親父は怒りをあらわにしながら三人を見て血の付いたナイフを持つ正面の男を殴り飛ばした

あ「全く俺の獲物を横取りしないでくれよ」

親父「その性格直せと言っただろうが」

親父と俺の間に火花が散る

二人の男は俺達に飛びかかってきた

俺達はそれを同時に殴り飛ばした

あ/親父「「邪魔すんな」」

俺と親父は腕をｺﾞｷﾘと鳴らす

親父「躾が必要だな」

あ「嗚呼、二度としたくなくなる位にな」

集団の悲鳴が響いた

あ「いって‥」

俺は仕事場に行かずベンチで親父に手当をされている

親父「帰る前に様子を見ようと思えばこれだ」

あ「すみませんね」

手当が終わり親父は俺を見る

親父「他に傷は無いだろうな」

あ「無いよ」

親父「次はもっと痛くするからな」

あ「嗚呼はいはい」

親父「あと‥」

あ「なんだよ」

親父「…けろよ」

あ「‥は？」

親父はそれだけ言うと俺に帽子を深くかぶらせて立ち去った

おそらく帰るのだろう後ろ姿を見ながら溜息をつく

あ「…あんたこそ気を付けろよ」

そんなこんなで遅刻して仕事場へ行くと怪我の事を色々言われたが軽くかわすと仕事をこなす

親父「気を付けろよ」

…久々に聞いたな親父の優しい言葉

手当された場所の包帯はちょうちょ結びだった

あ「…女かよ」

少し笑った