陽だまりの５人組 (ページ49)

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「だから、その時のことが、まだ吹っ切れてないんだと思うよ」

なんと言えばいいのか…

「ごめん、これ以上は俺からは勝手に話せないや。事件の内容、とか。お兄さんに何があったのか、とか。」

それは全然構わないんだけど、
「つか、逆に俺にこんなに話して良いの？」

「ん？松潤は大丈夫だよ！」

やけに自信ありげじゃん。

「松潤はさ、そもそもニノちゃんの為になると

思って言ったんでしょ。それに今だって、ニノちゃんのことで真剣に悩んでる訳だし…。
だから、松潤は話しても大丈夫かなって」

そう言うと、こっちを向いてニカッと笑う。

「多分ね、物凄く時間はかかるかもしれないけど、いつかニノ自身が話すと思うんだ、天文部のメンバーに。

だから、それまでゆっくり待ってあげて？」

「ん。」

別にいつでもいいよ。

無理やり話せなんて言わないし、本人が話す気にならないことを知りたいとも思わないから。

ただ、一人で溜め込むのだけはやめて欲しいんだけど。

あ、相葉くんがいるから大丈夫かな。

頼られる相葉くんがちょっと羨ましい…別に嫉妬する訳じゃないけどさ！