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64夜 ページ18

シンドリアに来てから4日と経った
俺はこの国の王、シンドバットから呼び出されていた


大きな扉の前に立つとそれを感知したかの如く、ゆっくりと開いた。
目の先には王とその側近としてジャーファルさんと・・・確かドラコーンさんと言ったか

その3人が立っていた
そのほかの兵たちや知っている者たちは他にいない

『何か俺に用でしょうか シンドバット王』
シン「まぁ そう見紛えるな 今回君の呼んだのは単に君の力を知りたくてね」
『俺の力・・・ですか?」
シン「シャルルカンやヤムライハから君の実力を聞いてね 是非 この目で見たいと思って」
『あなたが思ってる程 俺は強くありません その期待を打ち砕くと思いますので出来ればお断りさせていただきたいのですが』
シン「まぁ そういうな 君は1戦 手合わせすればいい」
『手合わせ・・・? 一体誰と』
シン「それは決まっているだろう 俺と」

その言葉に周囲の空気が変わる
シンドバットと手合わせ・・・?願ったりかなったりだ
俺は内心、気持ちが昂るのが分かった。

ジャーファル「シン! 貴方が行わなくても! それなら私が」
シン「いや・・・俺がやる」
ジャーファル「しかし」
シン「どうだ? 君の意見が聞きたい」
シンドバットは俺にまっすぐな視線を向けた


『貴方とサシで戦えるなんて とても光栄です! しかし貴方に怪我でもさせてしまって本国に迷惑なんかかけてしまったら』
シン「国は関係ない 君と手合わせするのはシンドリア国王ではなく 俺個人だ 何があっても君に責任を問われることはない」
その言葉でさらに心が高揚する

『いいのですか?」
シン「あぁ じゃあ外に出ようか ここじゃあ狭い」
『わかりました』

俺がどこまで第一級特異点である彼に
対抗できるか、こんなチャンスは滅多にない 全力をぶつけてやる____

65夜 ジャーファル目線→←63夜 アリババ目線



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作者名:柳葉 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2016年1月30日 23時

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