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タッタッタッタッ
三反田「や、柳先輩! 持ってきました! あっ け、食満先輩!」
食満「おう」
三反田「だ、ダメですよ! まだ起き上がっちゃあ!」
食満「これくらい大丈夫」
三反田「駄目じゃないです〜!」
柳「ちょっと食満先輩 失礼しますね」
柳は食満の右頬に手をあて、親指で下瞼をクイッと下げ、瞼の裏を確認する
柳「まだ貧血っぽいですか? 今からでも何か食べれそうです?」
食満「もう少し休んでから 何か口にするよ」
柳「起きたら必ず 何か食べてください 食べられるようなら出来るだけ肉か魚を」
食満「あぁ わかった」
食満はゆっくりと横になる。三反田は薬の用意をしながら善法寺に問う
三反田「七松先輩のお話は 終えられたのですか?」
善法寺「ああ」
柳「数馬 伊作先輩が七松先輩のような思想の持主になったらどう思う?」
三反田「え!? な、なんです その質問(汗)」
柳「まぁ 物はたとえとして」
三反田「えっ う、う〜ん・・・想像できないです(汗) 僕は今の伊作先輩がいいですから」
善法寺「か、数馬〜〜〜っ!」
三反田「えっ ちょっ」
善法寺は三反田に向かい、抱き着く
三反田「えっ えぇ!? ど、どうされたのです!?」
食満「で?」
柳「なにがです?」
食満「体育と保健はどーよ 伊作はあぁ 言ってたけど」
柳「そうですね 体育は技で己を磨き、信念を貫く姿勢が好きですし 保健は保健で一般人には出来ない薬草や医療処置の知識と経験を得ることが出来、人情や過程を大切にするところが好きですかね 希望して保健委員会に入った訳ではないですが全く後悔はありません むしろ良かったと」
食満「それ 伊作の前で声を大にして言ってやれよ」
柳「嫌ですよ 恥ずかしい」
食満「お前に恥ずかしいという感情はあるのだな」
柳「まぁ 人間ですから」
食満「俺の前では言えるのになんで伊作には言えねぇんだよ」
柳「なんか あれです・・・あれあれ 親近感」
食満「巻き込まれるって意味でか おい」
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