変装 ページ34
1年は組の加藤団蔵は、佐竹虎若と担任に頼まれ、明日に実習で使う火薬を取りに火薬庫に向かった
団蔵「まったく 土井先生も火薬委員会の伊助がいるんだから そっちに頼めばいいものを」
虎若「まあまあ」
2人は火薬庫の空いている扉から中へ声をかける
団蔵「すみませーん 1年が授業で使う火薬を貰いにきました」
池田「あっ あほのは組」
団蔵「げっ 池田」
虎若「池田がいる」
池田「先輩をつけろ! 僕は2年生だぞ!!」
タカ丸「ま、まあまあ 三郎次くん」
火薬庫の中には2年い組の池田三郎次と4年は組の斎藤タカ丸が委員会の作業を行っていた
池田「ちょっと待ってろ」
そういいながら棚の在庫簿を確認する。
池田「あれ? 貸出の予約は入っていないがな」
団蔵「土井先生から頼まれたんですけど それ池田の見間違いじゃ」
池田「先輩つけろ」
2度目のため、池田は完全にキレる
タカ丸「でも そんな話は 僕も聞いてないなぁ 久々知君なら知ってるかも」
団蔵「じゃあ 久々知先輩探してみます 行こう 虎若」
虎若「おう」
タカ丸「あっ じゃあ僕も行くよ」
池田「そうしてやってください でないと当初の目的忘れて こいつ等 遊んじゃったりするんで」
団蔵「そんなことしませんって!」
タカ丸「まあまあ じゃあ行こう!」
火薬庫に池田を残し、3人は火薬委員会委員長代理の久々知を探すことにした。
しかし、一向に見つからない
団蔵「どこにいらっしゃるのだろうか」
虎若「あっ あれは」
3人の視線の先に2人の先輩の姿があった
七松「いけいけどんどーん! どう?」
隣にいる中在家は横に首を振る
団蔵「七松せんぱーい!」
七松「おう お前たち」
虎若「何をされていたのですか?」
七松「え? あー まぁ 細かいことは気にするな!(汗)」
歯切れの悪い七松をみて、団蔵と虎若は少し疑問に思う
団蔵「う〜ん」
七松「な、なんだ 団蔵」
団蔵「なんか いつもの七松先輩っぽくなっていうか」
七松「な、何をいう 私はいつもと変わらんぞ!」
虎若「おかしい」
せまる1年2人にタジタジの七松をみた中在家は口を開く
中在家「バレバレだぞ」
その言葉にタカ丸がふと思う
タカ丸「それってどういう意味」
七松「あ〜 もうっ」
そういい、衣服をバッと自身の姿が被れるように取り、七松の変装をとく
団蔵・虎若「た、竹谷せんぱい!?」
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