今はまだ、余計な事はせずただ僕の傍に居ればいい。 ページ34
貴方「な、ななな何…?」
私はぎこちなく首を動かして上を見上げる。そこにはムスッとした顔の魔王もとい委員長。
あれえぇえ!?おかしいなぁ!?震えが、体の震えが止まんないよおお!?!?
涙を堪えつつ見つめ続けてると震えが伝わったのか不機嫌そうなままぎゅ、と更に私の体を絞めて無理矢理震えを止めた
い、息がっ…!!息がぁ…ぐる、ぢっ…!!←
雲雀「何であんな事をしたの」
貴方「、っけほ、あん、なって…ネクタイ…?」
私が口を開き息がリアルな方で苦しいのが伝わったのか力を緩めてくれた(助かった)
雲雀「別にあんな事は風紀委員の仕事じゃない。というか守らなかった山本武が悪いんだから」
つまり、何故そこまでするんだという事らしい
雲雀「Aはいつもアレと群れてるの?」
山本はアレ扱いですか、そうですか…←
通常運転だな〜…と苦笑をしそうになったら少しまた絞められてそれどころじゃねぇ、と意識を戻す
貴方「それは、山本は私のクラスメイトだから」
雲雀「それだけで?」
貴方「!」
委員長はそう言うとまた力を入れて抱き締めた。痛くはない
今度は包み込む様な、隠す様な感じで。
雲雀「君は昔から優しすぎるんだ、本当は強い癖に自分から小動物になる」
貴方「!!」
そんな事、初めて言われた…
私が、自ら…小動物に…?
比喩的な考えだと気にも留めてなかったけどその言葉は私の心に響いた気がした
動きを止めた私に委員長は耳元に口を近付けた
雲雀「君は強くても、所詮は小動物」
低くて冷たい声が鼓膜をビリビリと震わせる
雲雀「小動物は、僕に咬み殺されるしかない」
そのままではね、と付け加えると委員長は私から少し離れた場所に行き仕事に戻った
そのまま立ち尽くす私は名簿を持ったままさっきの言葉に震えてた
怖い。
その一言が頭を占めてた。
やっぱり優しくなんかないんだ。
この人は…
雲雀恭弥なんだ。
そう確信した瞬間だった。
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- !?筝処帥障c!!! c絨顄!!茯違眼!!!!!!! (2014年2月12日 18時) (レス) id: 9d9c3bdf6a (このIDを非表示/違反報告)
霧野てるみ(プロフ) - 白詰草さん» お返事遅くてすみません!面白いと言ってくださると俄然やる気が…!←でもやっぱりサブなので更新はゆっくりですが待っていてくれれば幸いです! (2013年10月30日 16時) (レス) id: c2ab0175ae (このIDを非表示/違反報告)
白詰草(プロフ) - お話面白いです!頑張って下さい(*´∀`)/楽しみに待ってます^ ^ (2013年10月26日 13時) (レス) id: 0fa294bf7d (このIDを非表示/違反報告)
舞希(プロフ) - 霧野てるみさん» 惚れて下さい←w (2013年8月19日 10時) (レス) id: cf6c27b758 (このIDを非表示/違反報告)
霧野てるみ(プロフ) - 舞希さん» そんなこと言って…もう、惚れちゃいますよ?←でもありがとうございます、自信持っていきますね! (2013年8月19日 0時) (レス) id: cfdb52cbde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霧野てるみ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/terumi/?w=1
作成日時:2013年6月30日 14時