【転生】並盛最強のシスコン雲雀さんの妹は中学生になりました

死亡フラグ乱立中！ ページ33

ピコーンッ。

山本に死亡フラグの立つ音がした。

さ、流石に目の前で人が咬み殺されるのを見るのは気が引ける。阻止しようと私は慌てて二人の間に入った

貴方「い、委員長!待って下さい」

ぴたっ。

雲雀「ﾁｯ…………何」

今小さく舌打ちシターーー!?!?←

私は恐怖心で少し震えつつ目の前の委員長を見る。てか委員長!武器構えてるって事は私MK5(マジで咬み殺す5秒前)に飛び出したって事なんですか!?

わ、我ながら危ねぇ…!

自分の運の良さに軽く奇跡を信じそうになりながらも本来の目的を果たす為に山本を見る

貴方「山本、そのネクタイ今持ってる？」

山本「おう、持ってるぜ」

そう言うと山本はポケットから少し皺になったネクタイを無造作に出した。ヤバイ!委員長の額に青筋が…!!←

事態は一刻を争うぞ野郎共!!!←

貴方「貸して」

私は山本から指定のネクタイを借りると首にかけて丁寧に結び始めた

雲雀「!!」

山本「おお!!さんきゅ!うまいのな!」

貴方「まあね!」

ふ、これでも社会人として面接受けた事もあるし前世の制服だってネクタイだったしね!手慣れたもんよ!!

私は一人で心でドヤッてると後ろから凄い勢いで腕を引かれた

貴方「おわっと!?」

山本「A!?」

雲雀「…もう良いだろ」

貴方「委員長!」

委員長様はあからさまに不機嫌そうに山本を睨み付け私を抱き締めてる

雲雀「山本武、次から気を付けるように」

山本「はい!…ありがとうな、A」

最後にボソッと礼を言うと山本は爽やか〜な笑顔を浮かべてこれまた爽やか〜に去っていった

あ、て言うかネクタイ結んでも部活で着替えるなら意味ないじゃん!

無駄な事だったか…いやでもこの場を納める為にもあの場だけはネクタイ付けないといけない訳だし…

貴方「間違って…なかったよね」

雲雀「何が」

貴方「ひっ!」

不機嫌でぶっきらぼうな声が安心しきってた私に降りかかる

今はまだ、余計な事はせずただ僕の傍に居ればいい。→←『服装の乱れは心の乱れ』＿＿服装はキチンとしましょう。

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