【転生】並盛最強のシスコン雲雀さんの妹は中学生になりました

不良の呼び出しと言えば体育館裏。もしくは屋上。 ページ27

沢田side


沢田「な、何の用なの？獄寺君…」

俺は球技大会のあと体育館裏に呼び出されてた。体育館裏と言えばリンチとかによく呼ばれる場所だなーと嫌な予感がよぎる。

だ、だって獄寺君不良だし!俺のこと睨んでくるし!何かマフィアの事も知ってそうだし!?

逃げたい気持ちを抑え込みながら相手の返事を待ってると獄寺君はやっと口を開いた

獄寺「お前みたいなカスを10代目にしちまったらボンゴレファミリーは終わりだ」

沢田「な、なんでファミリーの事を!?」

やっぱりマフィア関係者!?もしかしてリボーンの回し者とか!?と警戒してみるけど逃げる訳にはいかないから俺はただ獄寺君を見つめる。すると獄寺君は少し姿勢を低く取ると何かを取り出した

獄寺「目障りだ…ここで果てろ」

沢田「な!?ダ、ダイナマイト!?」

リボ「思ったより早かったな」

すると上の方から聞こえる覚えのある幼い声。これは…

沢田「リボーン!?」

バッと振り返るとあの真っ黒な赤ん坊がいた

沢田「……またそんな所に…」

しかも木の中からこんにちはって…どこからツッコミを入れれば良いんだろうと思ってるとリボーンは俺の頭に跳び移ってきた

リボ「獄寺隼人」

沢田「ええ!?し、知り合いなの!?」

リボ「ああ、俺がイタリアから呼んだファミリーの一員だ」

驚く俺を他所にリボーンは平然と言う。な、なら俺が睨まれてたりしてたのってリボーンのせいかよ!!一人怒りが沸いてきてリボーンを睨んだけどリボーンはただ笑ってるだけだ

沢田「って、マフィアなの!?獄寺君!!」

リボ「俺も会うのは初めてだけどな」

リボーンがそう言うと獄寺君はダイナマイトは持ったまま静かにリボーンを見た

獄寺「アンタが9代目が最も信頼するヒットマン、リボーンか…噂は聞いてるぜ」

9代目が最も信頼するヒットマン、リボーンか…

赤ん坊が？と少し疑問に思ったけどｺｲﾂならありそうだなと思った

獄寺「コイツを殺れば俺が10代目内定って言うのは本当だろうな？」

…え。“殺”る？

沢田「はあ!?何言って!?」

リボ「ああ、本当だぞ」

沢田「そんなぁ!?そんなのアリかよ!?俺を10代目にするって言うのは嘘だったのかよ!?」

マフィアになるのも嫌だけど殺されるのも嫌だ!!そんな俺の事も知らずリボーンはやっぱり冷静に返す

リボ「殺られたくなかったから戦え」

沢田「はあ!?た、戦う!?冗談じゃないよ!!マフィアと戦うなんてっ!!」

今度こそ逃げなきゃ!

そう思って俺は話すのもそこそこに全力で走り出した

山本の天然はもはや罪に値すると思うんだ…(遠い目)→←鉄の●●を持つ男、沢田綱吉←

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