【転生】並盛最強のシスコン雲雀さんの妹は中学生になりました

雲雀「君は僕の嫁だよ。拒否権はない(ｷﾘﾘｯ」貴方「もうやだ」 ページ21

〜家〜


貴方「はぁ…今日の、凄かったなぁ」

私はキッチンに立ち夕食の準備をしながらぽけ〜と今日のあの出来事を思い出した

ツナは持田に勝った。

まあこれは原作通りだけど、やっぱりさ、目の前で見ると違うよね。うん。大体一本取る→髪の毛抜くって考えが凄いよ…

雲雀「そんなにぼんやりしてたら焦げるよ」

貴方「…は！ご、ごめんなさい!!」

突然現れたお兄ちゃん、もとい並盛の恐怖の代名詞ヒバリさんの登場により私の思考は遮られフライパンの料理に目線を動かした

良かった、ハンバーグ焦げてない。

ハンバーグはヒバリさんの好物だから私は焦がさない様にいつも気を付けている。焦がしたら咬み殺されそう

雲雀「…別に焦げても僕は食べるけど」

貴方「…あ、ありがとう…？」

雲雀「うん」

だけど危ないから火を使う時はよそ見したらダメだよ、と優しく注意を受けた私はあれ？ヒバリさんってこんなに優しかったっけ…と今更ながらに思った

そんなヒバリさんに首をかしげる私を兄がかわいいかわいいと見つめていたことは私は知らない

雲雀「…そう言えば、A」

貴方「っよ…と。何？」

雲雀「今日朝パンツ一丁で走り抜ける変質者がいたっていう報告を受けたんだけど…君は見た？」

貴方「え?」

それって確実にツナの事…デスヨネ…？

まさか咬み殺す気!?

貴方「さ、さあ!?見てないかな!?」

そう見てはいないよ!友達だけど!!

雲雀「…やっぱり知らないで付き合わされてたんだね、可哀想に(ﾎﾞｿｯ」

貴方「……はい？」

何が？と聞こうとしたら心の底から同情した様な顔で見られた。私は首を傾けながらも皿にﾊﾝﾊﾞｰｸﾞを盛り付ける

雲雀「君、今日体育館に居ただろ？僕も偶然居合わせてね…その時君と一緒に居たあの草食変態動物がその変質者なんだよ」

めちゃくちゃ勘違いされてるー！？！？

てか草食変態動物って何!?何か凄いレッテル張られてるよツナ君!?

これは誤魔化しきれるのだろうか…

私はごくり、と生唾を飲んだ…←

貴方「そ、そんな事ないよ?良い子なんだよツナ君」

雲雀「良い子だろうと今まで抑え付けられてた反動で反抗期は凄く荒れると聞くよ。そしてあだ名で呼び合う仲なんて許さないよ、今すぐ別れて」

貴方「反抗期も来てないってば!そして付き合ってる訳じゃないからね!?!?」

ニーサン…私の事になると少し盲目になるのは気のせいじゃないよね…？

私は苦笑を浮かべながらも和風ﾊﾝﾊﾞｰｸﾞをﾃｰﾌﾞﾙに運んだ

お前ら全員海のもずくにしてやろうか(殺)→←中国では愛人=恋人らしいぜ。

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