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6楽章目 ページ8

目が覚めると、見覚えのない場所にいた

かろうじて学校のどこかってことはわかる
運動部の声が良く聞こえる

資料室か何かか・・・

手は縛られ足は棚にくくりつけられている
なんで・・・こんなことに

”どうするこいつ?”

”うわっ気持ち悪いwwこっち見てるよ”

嫌だ・・・記憶が頭をよぎる

だめ・・・思い出したくない

そのときドアが開いた

(人1)「誰?」

?「いきなりその質問?そうだね・・・君のファンだよ」

(人1)「私にファンなんていないわよ。それにファンならなんでこんなことするの?」

?「それはね・・・君を僕のものにするためさ」

こいつ・・・気持ち悪い
悪寒がよぎる

?「でも、簡単に僕のものになってくれるとは思わない
  だからさ、君の恥ずかしい写真でも撮って脅しに使えればいいなってね」

(人1)「今すぐ縄をといてくれるなら許したあげるけど」

?「絶対に嫌だね
  やっと、連れ出せたのに」

やっと?それなら今日じゃなくてもよかったってこと?

?「この前から君に付きまとっている男
  あっちが気づいてるみたいだったし迂闊に近づけなかったのさ」

・・・あの人は・・・私を・・・守ってくれた?

今まであそこまでうざく話しかけてきたのも帰りも一緒に帰ったのも?
そういえば戸締りやら外は明るい時間にでろとか言ってたな・・・

じゃあ・・・私を守ってくれた人を・・・私が自分から・・・遠ざけたってこと?

?「それじゃ、僕にも準備があるからちょっと待っててね」

そういって部屋から出ていく

一人残された部屋はやけに静かだった

そんな静かだからこそよく聞こえるあの記憶

”見ろよww泣いてるぜ”

ヒック・・・ヒック・・・

”汚ねwwww”

やめてよ・・・蹴らないでよ、殴らないでよ

ヒック・・・ヒック・・

静かな部屋に私の嗚咽だけが響く
そしてぽたぽたと落ちてくる・・・涙

”誰かぁ・・・誰か助けてよ!!”

助けて・・・誰か・・・ヒック・・・

『倒れた時困った時助けてほいしいときはいつでも読んでやw』

もう助けてくれるとは思わないけど

数少ない希望にすがるしかない・・・

私はポケットから起用にスマホを取り出して

電話をかけた

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作品ジャンル:恋愛
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アニメ大好き - 凄く面白かったです!続きが気になります! (2015年5月11日 22時) (レス) id: 99b142448d (このIDを非表示/違反報告)
紫水晶(プロフ) - ありがとうございますwwwwなんで覚えてないんだろう・・他の小説にもそんなかんじでボケ淹れてみますww (2013年7月27日 20時) (レス) id: 51a51c843a (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - 十一楽章です! (2013年7月27日 0時) (レス) id: 1016f630cc (このIDを非表示/違反報告)
らら(プロフ) - ちょい待ってください♪探してきまーす! (2013年7月27日 0時) (レス) id: 1016f630cc (このIDを非表示/違反報告)
紫水晶(プロフ) - ららさん» ありがとうございますwwってどこで掻いたか覚えてないwwwどこで書いたかおしえてください← (2013年7月27日 0時) (レス) id: 51a51c843a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫水晶 x他1人 | 作成日時:2013年4月10日 1時

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