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あの少女…灰原哀ちゃんのことを忘れられないまま一週間が過ぎた
彼女が再びポアロのドアベルを鳴らすことはなかった
「Aさん、買い出しお願いしてもいいですか?」
「いいですよ…イカスミ1パック、ですか?」
「すごい!なんで分かったんですか?」
「…たまたまですよ」
エプロンを椅子にかけ、スーパーへ向かう
暑くなってきたな…戻ったらアイスコーヒー貰お
「おいそこのガキィ!退きやがれ!」
物騒な声が聞こえたと思ったら、視界の端に赤茶の髪が見えた
「あら?ガキって誰のことかしら?」
どう見ても貴女のことよ…
隣にいるカチューシャの少女も確かあの眼鏡の少年のお友達
貴女は凄めてもお友達は怖がってるからね?
「オメーだよ!刺されてぇのか!」
あ、マズイ。
男が懐から取り出したのは小型のナイフ
「あの…ちょっといいですか?」
「あぁ?なんだよ?!」
「銃刀法違反、ですよね?」
まぁ、私は拳銃携帯してるんですけど。
少女2人を庇える位置に立って男を牽制する
「最近この辺りで空き巣が起きたとか…犯人の似顔絵、貴方にそっくりでしたよ?」
「た、他人の空似だろ?!似顔絵ごときで犯人扱いされたかねぇよ!」
「ええ。そうですよね……でも、貴方は銃刀法違反の現行犯です」
「銃刀法違反の為、現行犯で逮捕する!!」
風見ナイス!
買い出しのついでに情報交換の予定入れといて良かった!
「…ご協力感謝します」
「いえ、たまたまです…刑事さんも引き続き頑張ってください」
彼の背広をポン、と叩いた拍子にUSBを滑り込ませる
…これでよし!
「2人とも大丈夫だった?」
「うん!ありがとうAお姉さん!」
「……ありがとう」
素直じゃ無いところは明美ちゃんやエレーナ先生には似てないなぁ…
でも、しっかりお礼の言える子で良かった…
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まめもやし - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます。すぐに修正致します…! (6月18日 9時) (レス) @page39 id: b87ba5c8ac (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - カフェ定員じゃなくて、カフェ店員です。 (6月16日 7時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
まめもやし(プロフ) - ふゆなさん» 遅くなってすみません…ありがとうございます! (2022年6月4日 22時) (レス) @page6 id: b87ba5c8ac (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな(プロフ) - 続編おめでとうございます!!、 (2022年5月30日 7時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まめもやし | 作成日時:2022年5月28日 19時