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「俺の双子の妹、小学校より前の記憶がなくてさ。近くにいた肉親も俺だけだったんだ」
公安に配属されてから一度も会っていない妹の顔を思い浮かべて思わず顔が綻ぶ
「妹は俺とは違って純粋で、黒い部分も持ってない。だからこそ俺は彼女に幸せになってほしい」
「…そうか」
思案顔のライはさっきの少女のことを思っているのだろうか
「こんな組織にいる俺が願っていいことじゃないけど、妹には普通に働いて、普通に生活して、いい人と結婚して、幸せな家庭を築いてほしいんだ」
萩原の顔が頭に浮かぶ
アイツのことが無ければ、たまに現れる陰りはなかったのか…
でも、彼らと出会わなければ今のAはない
「俺たち双子の黒い部分は俺が担うから、なーんて思っちゃうんだよね…クサいでしょ?」
「…お前が全部背負うのか?」
「もちろん、こんな血生臭さい仕事、妹には知られたくないし、やってほしくない。だからこそ縁切ったんだし」
軽く頷いた冷酷そうに見えるスナイパーが少し口角を上げた
「もしお前が仕事でトチったらその妹も消されることになるんだろうな」
「…そう、だから絶対失敗できない。妹は俺が守らないと」
お前だってそうだろ、ライ?
さっきの仕草、妹が嫌いなわけじゃない
俺たちは失敗できないんだ、家族を守るために。
絶対に公安だということがバレないようにしないと。
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まめもやし - 明里香さん» ご指摘ありがとうございます。すぐに修正致します…! (6月18日 9時) (レス) @page39 id: b87ba5c8ac (このIDを非表示/違反報告)
明里香(プロフ) - カフェ定員じゃなくて、カフェ店員です。 (6月16日 7時) (携帯から) (レス) id: 85d4df75a2 (このIDを非表示/違反報告)
まめもやし(プロフ) - ふゆなさん» 遅くなってすみません…ありがとうございます! (2022年6月4日 22時) (レス) @page6 id: b87ba5c8ac (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな(プロフ) - 続編おめでとうございます!!、 (2022年5月30日 7時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まめもやし | 作成日時:2022年5月28日 19時