・ ページ38
木箱を閉じて、ふぅと息をつく
なんだかあの頃に戻りたくなっちゃったな…
でも、もう絶対に戻れない
…たまになら振り返っても許される。
そうだよね、零?
残りの写真はまたの機会にしよう
滅多に使うことがない棚の中に木箱をしまった
あー…明日もポアロかぁ…
しかも明日は零がいないから梓さんと2人…
正直、あまり女性は得意ではない
警察学校時代は周りが彼らしかいなかったし、それ以降に親しくなった女性は佐藤ちゃんだけ。
それ以前は…
あんまり思い出したくないな…
「…そろそろ寝よ」
時計に目をやると、長針が2に触れていた
自分の家なのにどこか他人のもののような。
冷たいベッドに身体を横たわらせる。
部屋の静けさは追憶の明るさとの違いを明確にしてしまう
…明日は梓さんと仲良くなれるように頑張ろう
ベッドが体温でじわじわと温まっていった頃にはもう眠りについていた
________
これから定期的に警察学校編が挟まります
お楽しみに!
304人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
紅 - 面白いです!頑張って下さい。応援しています。後、いきなり、すいません。m(_ _)m (8月23日 12時) (レス) @page43 id: 2876b83137 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな(プロフ) - 初めまして!素敵な作品をありがとうございます。これからも頑張ってください👊🏻💗 (2022年5月12日 17時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:まめもやし | 作成日時:2022年4月12日 20時