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萩原研二改め萩原くんに事情を説明&口止めして拳銃の実弾実習へと向かった
…にしても、零は無双し過ぎでしょ…
始めて撃って5発全部ほぼど真ん中って!
私、1発しか真ん中に当たってないよ??
ヒロ兄も2発だったし!
「筋がいいな降谷!でも、上には上がいる。昔、最初の試射で20発全てをど真ん中に撃ち込んだ天才がいたんだ」
「その天才は今、捜査一課でバリバリの刑事なんでしょうね…」
驚いたように伊達航班長が言うと、苦笑いを返す鬼塚教官
「いや、今は刑事をやめて米花町で探偵をしているらしい」
探偵…?
絶対エリートコースまっしぐらだったでしょ…
かつてのエリートに思いを馳せていると、金属が落ちる音がした
音の主は全然当たらないと嘆いていた松田陣平の下に広がる金属片だろう
「このチャカ誰かが落としたんじゃないっすか?シリンダーストップが破損してる」
「な!何をやってるんだ松田!!拳銃訓練は中止!松田は立ってろ!」
小声で悪態をつく松田陣平を囲む零たち
それを横目に萩原くんがコソコソ寄って来た
「アイツ分解魔でさ。ガキの頃からああやっていろいろ分解しては怒られてたんだよ」
「へー…あの、萩原くんはみんなのところ行かないの?」
「うん。アイツらがいるからいーよ…Aちゃん友達いないんでしょ?」
…何もそんなにストレートに言わなくても…
「きっとじんぺーちゃんたちと仲良くなれるよ。話しかけるのは兄貴たちに頼ってもいいんじゃない?仲良くなるのはAちゃんの力じゃん?」
そう言って、去ろうとする萩原くんを見送ろうとしたら教官の怒号が響いた
「銃弾が一発足りない!松田!お前持ってないだろうな?」
「持ってないっす」
「そもそもなんで拳銃を元に戻さないんだ!」
「教官が立ってろって言ったから…」
「今すぐ組み立てて、銃弾と一緒に返却しろ!」
うわ、絶対疑われてる…
「松田がそんなことするわけない」
横にいた萩原くんがそれだけ呟いて、松田陣平の元へ駆けて行った
…確かあの2人は幼馴染、だったかな?
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紅 - 面白いです!頑張って下さい。応援しています。後、いきなり、すいません。m(_ _)m (8月23日 12時) (レス) @page43 id: 2876b83137 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな(プロフ) - 初めまして!素敵な作品をありがとうございます。これからも頑張ってください👊🏻💗 (2022年5月12日 17時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まめもやし | 作成日時:2022年4月12日 20時