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結局服部を含めた俺たちは博物館の仮眠室に泊まることになった
キッドの正体を見抜いた俺はキッドの動向を探っている
Aさんの諸伏という名字に聞き覚えがあったのは長野県警の諸伏警部の妹だったからか…
にしても随分他人行儀だったな…
仲悪いのか?
いや、Aさんが公安の人間だからか…
いやいや、今はそれよりコッチ!
「ウチが添い寝したってもええねんでー?」
和葉ちゃんに変装したこの怪盗のことだ
キッドの正体に勘付いた蘭と一緒にドアの隙間から見てるけど、アイツ調子乗りすぎだろ…
そろそろ服部も気付くはず
「どうやら黙らせるにはその唇…塞がなアカンみたいやな…」
あいつ気付いてねえのか?!
蘭が咄嗟に仮眠室の扉を開け放った
「ど、どしたん蘭ちゃん」
「え?あ、いや〜…疲れたから早く寝たいなーって…」
______
予告時間も近くなってきた
そろそろ動きますかー!
「なあ、平次?ウチのスマホ知らん?さっきから見当たらんねん」
「ああ、そういうことなら鳴らしたるよ」
うん。この高校生探偵割とちょろい。
さっきキスされそうになった時はビビったけどな…
「なあ、これ展示室からなってへんか?流石に予告時間までもう時間もないし、後にせえへん?」
「えーっ!スマホなかったらキッドが来ても写真撮られへんやん!お願い平次!刑事さんに頼んで取りに行かせてもろてーや」
腕にくっつきながら上目遣いで言うと、さらっと快諾してくれるあたりコイツはこの子にべた惚れ
会ったの今日が初めてだからこんなこと言うの失礼だけど…早くくっつけ!
予告10分前 展示室に侵入完了
早く出ろ!とか言ってる青子のとーちゃんは相変わらず生ぬるい
予告時間直前に部外者入れるとか…
「あー!あったあった!」
ポールの下に隠しておいたスマホを取るフリをすると、氷に被さる透明なシート
よし、計画通り!
黒い煙玉を破裂させて、スイッチを押す
これで、目くらましオッケー!
さて、もう一仕事と行きますか!
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紅 - 面白いです!頑張って下さい。応援しています。後、いきなり、すいません。m(_ _)m (8月23日 12時) (レス) @page43 id: 2876b83137 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな(プロフ) - 初めまして!素敵な作品をありがとうございます。これからも頑張ってください👊🏻💗 (2022年5月12日 17時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まめもやし | 作成日時:2022年4月12日 20時