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「なんで諸伏警部がここに?」
「警視庁に私宛の小包が保管されているとお聞きしまして。先日確認に行ったところ、担当の刑事さんにお会いできなかったので滞在期間を伸ばしたんです」
「そうだったんですね…!」
にこやかに兄と会話する蘭さんを横目にコナン君に声をかける
「コナン君たちってタカに…兄さんと知り合いだったの?」
「うん、長野に行ったときに知り合ったんだ!それよりもAさんって諸伏警部の妹さんだったんだね…」
コナン君の声を聞きながら、久しぶりに会ったタカ兄の姿を見ると目が合ってしまった
「そうだA、警視庁に行くときあなたも来てください」
「私も…?」
「なんだか兄妹で行かなくてはならない用事のような気がしてならないのです。出来れば景光も」
「多分無理だよ。連絡取れないから」
じっとなじるような視線を向けられて言葉が詰まる
この前までロクに連絡を寄越さなかった人が言える言葉じゃない、って思ってるでしょ…
「…分かりました、2人で行きましょう」
私たちの会話が一段落したことを確認して鈴木氏が割って入ってきた
「諸伏警部、警備体制について話したいんじゃが…」
「ああ、その件ですが私の妹も警備に加えてもよろしいですか?」
「は!?いい訳ないだろ!?」
仰天している中森警部に同情してしまう
県警に間に入られた上に怪しげな私立探偵の助手を現場に立ち入らせるのは嫌ですよねぇ…
「ご心配なさらず。妹は合気道の黒帯の所有者です」
「…合気道は対人戦には向かないだろ…」
「いえ、人体構造を把握し、それを逮捕術に応用しているので…」
合気道は自分との勝負。
身の捌き、呼吸法を学び、己に打ち勝つ総合武道。
故に、合気道を修めれば他の格闘技にも応用が効く。
「おまけに妹は元・警視庁捜査一課の刑事……この場にいる機動隊くらいなら制圧できるはずです」
こちらを振り向いて優しく笑う兄に戦慄する
…この人無理にでも私をキッド捕縛に付き合わせるつもりだ…
「気に入った!是非警備に参加して頂きたい!」
いやいや、気に入ったじゃないですよ…
私はあの小さな探偵を見てなきゃいけないのに…!!
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紅 - 面白いです!頑張って下さい。応援しています。後、いきなり、すいません。m(_ _)m (8月23日 12時) (レス) @page43 id: 2876b83137 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな(プロフ) - 初めまして!素敵な作品をありがとうございます。これからも頑張ってください👊🏻💗 (2022年5月12日 17時) (レス) id: 676d8245fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まめもやし | 作成日時:2022年4月12日 20時