検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:18,511 hit

双子?とデザイナー ページ5

リビングの扉を開けてそうそう、皆驚いた顔をした

「あれ!?真澄くんが2人いるッス!?」

「あ、本当だ!」

「まさか真澄くん、分身したの!?」

アンタらもそういう反応なんだな

そんなに僕は真澄と似ているのだろうか

「この人は真澄くんのお姉さんだよ」

監督は真澄の方を見て言う

「…監督、それ俺」

「…まだ完全に見分け付けられないんだ。そんなんじゃ真澄にまた拗ねられるよ?」

「え、ごめん!!間違えた!!」

「「…」」

きょとんとする彼ら

「声までそっくりなんだな…なぁ、あんた。名前は?」

「…愛澄、碓氷 愛澄…」

「碓氷 愛澄…ってゲームのイラストを描いてる人じゃねぇか!」

「え、有名なの?」

「あ?知らねぇのかよ、この人相当有名だぜ?」

「何でも彼女が関わったゲームは殆どヒットしちゃうらしい」

「え、そうなの!?」

「…!あぁ、だから聞いた事があると思ったんだ」

臣は納得したように言う

「…知らないし、興味ない」

本当に全く興味がないのか首の後ろに片方の手を当てながら目を逸らしつつも冷淡な顔をしている彼女

「ねぇ、良かったら俺の嫁でも描いてくれない?」

「嫌」

「お願い」

「…面倒」

「お願いします」

「……はぁ、分かった。じゃあ、少し待って。」

諦める気のない彼の目を見れば、断念したのか大きいため息をついた

そして今日買ってきた袋の中を漁ってスケッチブックを取り出し、書く準備が終われば視線だけを動かして至に問いかける

「…で、その嫁って誰?」

「この人。逢河(あいかわ) 璃音(りおん)

「…分かった」

至の携帯に映されたゲーム画面を一度見て確認だけすると、ペンですらすらと描いていく

描き始めてから数分で仕上がり、その描いた絵を至に見せる

「凄い…てかクオリティ高すぎ。え、もうまんまじゃん。」

「…そりゃ、アンタのやってるそのゲームも僕が描いたからね」

「え」

「…何」

「まじで?」

「…そうだよ」

「やっぱすっげーのな!!」

「俺、このゲーム好きなんだよ!ストーリーも面白いし、何よりキャラが可愛い!」

万里は感心して、至は食い気味に語る

他の子達は慣れているのか既にゆっくりしていた

「…そう、良かったね」

他人事のように言えば、また何か書き始める

それが終わると2枚だけ切り取ってから2人に渡す

「…これ、あげる」

褒めてくれたのが嬉しかったのだろう

貰った紙を見ればキャラクターとサインが書かれていた

プレゼント→←お誘い



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.6/10 (28 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
89人がお気に入り
設定タグ:A3!! , 碓氷真澄 , 姉弟
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

にゃん。(プロフ) - レイさん» ありがとうございます!ご期待に添えるように頑張りますね! (2018年8月26日 11時) (レス) id: f23589347d (このIDを非表示/違反報告)
レイ - とても続きが気になりました。頑張ってください (2018年8月26日 0時) (レス) id: 9364edcdc7 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:にゃん。 | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年5月9日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。