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翔｢っゔぅ…｣
湧｢…｣
翔｢ひっ、うぅ、ん〜！｣
湧｢え、何しゃっくり？｣
翔｢…う〜！っぐす、｣
湧｢鼻くらいかめよ！ほらティッシュ｣
翔｢、ありがと｣
ベッドに引きこもって謎の呻き声をあげながら大泣き中の翔馬くん。湧くんは珍しく勉強してます。…この状況でよくできるね。
湧｢なあ翔馬、これわかんないんだけど｣
翔｢…そんな手には引っかからないし、｣
湧｢いやがちでわからん｣
翔｢そうやって俺を引きずり出そうとしてるんでしょ、｣
湧｢俺これ提出できなかったら単位貰えねーんだけど｣
翔｢…どれ｣
ベッドの方まで湧くんが行くと目だけ出てきた翔馬くん。
翔｢…わかんない｣
湧｢はあ！？なんでわかんねーの！｣
翔｢俺その授業取ってないもん｣
湧｢青木に聞くからもういーですー｣
翔｢…なんなの、わくのばか｣
あーあ、また布団に潜っちゃいました。
湧｢あ、A帰ってきたっぽいけど｣
翔｢…いいもん、どうせAは俺の事なんか嫌いだもん｣
湧『あーもしもし？青木ぃ？』
翔｢…ちょっとくらい心配してくれてもいいじゃん！｣
｢湧ちゃーん、、、あ、ごめん｣
湧｢いや、今終わったからいいよ｣
｢…お兄ちゃん何｣
翔｢別になんもないし！ふんっ！｣
｢ばーか！｣
湧｢バカは俺だから2人ともやめな？｣
｢湧ちゃんバカじゃないよ、本気出してないだけだもんね？｣
湧｢……それは置いといて、早く仲直りしたら？Aちゃんと防犯ブザー持って出かけてたんでしょ？｣
｢うん｣
翔｢でも、｣
湧｢でもじゃない！もうお前の相手面倒臭いから早く仲直りしろ！｣
翔｢…Aごめんね｣
｢ごめん、｣
翔｢約束守るって約束してくれる？｣
｢…それは内容によるけど｣
・勝手に外に出ない
・俺に連絡する
・男と2人きりはダメ
・女の子と遊ぶ時も報告する
・バイトは颯太と
etc…
｢無理｣
翔｢なんでぇ！？｣
｢お兄ちゃんはAの束縛激しい彼氏か｣
翔｢束縛じゃないもん！｣
｢湧ちゃん、｣
湧｢束縛だな｣
翔｢Aの事が心配なだけだし！なんでダメなの！？｣
｢…やっぱり光成のとこに、｣
翔｢誰！？光成って誰！？男！？｣
｢湧ちゃん颯太くんにアイス食べられたから新しいの買って？｣
湧｢コンビニ行くかー｣
｢湧ちゃん大好き！｣
翔｢A！まだ聞きたいことが！｣
翔馬くん、絶対教えて貰えないから諦めましょう。
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作者名：ぱんぱんぱんだ
| 作者ホームページ：http://twitter.com/pandatonasubi
作成日時：2020年10月21日 10時
