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少し早い時間のお風呂上がり。私たちはソファでゆったりとした時間を過ごしていた
「ねえ……ボスって挨拶以外でキスされるの嫌ですか？」
「唐突だな…嫌だと思うか？」
「もーーまたそうやって。ちゃんと教えて欲しいんですよ」
「……好ましい」
「ん！ふふへ……じゃあいいですか？しても。毎日普通に」
「してくれるのか？オレに」
ズイ、と顔を近づけられる。スッピンだ。綺麗だ。カッコいい
「いい、なら」
「……ならオレからされるのは？」
「幸せすぎて死にそう」
「…では、口は？」
視線もそらせないまま、私はボスに見つめられて動けなくなる。口、口、口…
「う、嬉しいかどうかなら、もちろんそうなのですが」
「今、されたら？」
「……ちょっと、おかしくなるかも…」
口にするキスが、どういった意味合いを持つのかの解釈の違いで、距離感があやふやになりつつあるこの関係はいとも簡単に崩れてしまうだろう。
「イタリアって…恋人でなくとも、口にキスをするものなんですか？文化の違いは分かりません、少なくとも私は…例えその人のことが好きだとしても！付き合ってもない人と、口にキスは出来ない、かな……って…」
「……なるほど」
「だ…から……その…」
モジモジと私はその先に続ける言葉を探した。ボスに口にキスなんてされたらもう本当に死んでしまうかもしれない、嬉しくて。でもダメだ、今の我々の関係は友人ではないにせよ恋人でもないのだ。雪崩れ込むのは恐い。そこの境界線だけは守りたい。
「ぼ…ボスは……例えば付き合ってない場合、その人の口にキスできますか…？」
「………いいや」
「へっ、そうなんですか？」
パッと顔を上げる。ボスはちょっと口ごもって、小さく呟いた
「…そもそも好きでもない相手にキスなど出来んだろう……付き合っている人間に対しても、オレはそいつの意思を尊重する……確認もせず無理に口付けるなんて事はしない…」
私の髪を掬って、ゆっくりと耳にかける。何度か頭を撫で付けて、ボスは私の唇の真横へとキスをした
「だがあまりに誘われると…こちらとしても、それも破ってしまいかねん……ほどほどにしてくれるな？」
ボスは私の耳元で甘く囁いた。ああ、叫びそうだ。どうしよう
「ボス……えー、もう、えーー」
「ほら、そろそろお前は寝たほうがいい。身体は冷やさずにしっかり眠るのだぞ」
「……お、おやすみなさい」
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レイ - ディアボロ大好きなんで読んでてすごく幸せになりました...ありがとうございます、応援してますッ(*`ω´*)ゞ (2019年7月29日 3時) (
レス) id: 8c2c39cf4c (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 今日の朝からぶっ通しで読んでました！ほんとに最高です、読んでいるこっちまで幸せな気持ちになれました！ありがとうございます！！ (2019年7月28日 12時) (レス) id: 5ad2d14ece (このIDを非表示/違反報告)
うまうま@馬犬さんに憧れて - もう……ほんとすきぃ……。とうとい、d(^q^).｡o(マジ尊い)いつも更新楽しみにしてます。前まではなんか緊張してコメントできなかったんですけど、頑張りました！続き待ってます。 (2019年7月25日 16時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
さとりぐ(プロフ) - あまああああああああああああああああああ死ぬ (2019年7月22日 11時) (レス) id: 87b309d9ee (このIDを非表示/違反報告)
パンバーガー - 二人がめっちゃ可愛いです！無理をしない程度の更新をしてくださいね！ (2019年7月21日 7時) (レス) id: e168a05c5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しそし | 作成日時：2019年7月18日 19時
