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「か、勝てない…！」
勝っては敗北、勝っては敗北を繰り返し、戦績は引き分け。しかも勝ちといってもかなり接戦で、圧勝というものが全然ない。これはまずい、私も昔は結構遊んでたのに…
「つ、次最後決めましょうよ！これで決着です！」
「フフ、よし、いいだろう。勝てばオレに再び褒美を与えてくれるのだろうな？」
「私が！勝ちます！から！」
最後にふさわしいミニゲーム…やはり直接叩くしかない…アレだ…。私はリモコンを構えた
「や、やってやりますよ…やってやる……オレは相手の心が読めるんだ…」
「それは先程から誰の真似をしているんだ…」
「花京院の魂も賭けよう！」
スペースファイトだ！体当たりしたり物をぶつけたりして点数を稼ぐやつ！ボスばっか狙ってやろう！
私はそう意気込んで、準備OKを選択する。カウントが入り、真っ先にボスめがけて突っ込むと、ボスはそれをかわして別の敵に体当たりした
「ちょっと！逃げないで！」
「いいだろう、オレはお前に一度も攻撃を仕掛けずにお前に勝利する」
「はー、そんな宣言しちゃっていいんですか。私は関係なく突っ込みますね」
私は構わずボスに突進するが、何この人うまーくかわすよね、酷い。ちょっと他の敵からもとっておこうと動こうものならボスが先回りして点数を取られてしまう。性格が悪い攻め方だな！
「もー！ポイント取らないで！」
「言っただろう？お前に攻撃ができないのであればオレは他からポイントを取るしかない。不可抗力だ」
「負けるって選択肢もありますからね！」
私はロケットを掲げてボスのいる方向へ投げつける。画面内で何度か跳ね返り、ようやく他の敵からポイントを奪うと、私もCPUに攻撃をされそうになる
「ま、負ける…！敗北する…！この私が…！ハア、ハア…」
「フン、オレに勝とうなどとは、ゲームだろうとまだ早いのではないか？A」、
「ムッキー！何が望みですか！」
私はリモコンのストラップを外した。負けた…なんということだ
「そうだな……ではA。こっちへ来い」
ちょいちょいと手招きされる。私はテーブルにリモコンを置いてボスの隣へ腰掛ける。すると私はギュッと抱きしめられた。おおう、ディアボロさあん…
「……ボスゥ…」
「お前は本当に…抱き心地が良いな」
「え……肉…？」
「そういう話ではない。……安心するという事だ」
「安心？」
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レイ - ディアボロ大好きなんで読んでてすごく幸せになりました...ありがとうございます、応援してますッ(*`ω´*)ゞ (2019年7月29日 3時) (
レス) id: 8c2c39cf4c (このIDを非表示/違反報告)
柊 - 今日の朝からぶっ通しで読んでました！ほんとに最高です、読んでいるこっちまで幸せな気持ちになれました！ありがとうございます！！ (2019年7月28日 12時) (レス) id: 5ad2d14ece (このIDを非表示/違反報告)
うまうま@馬犬さんに憧れて - もう……ほんとすきぃ……。とうとい、d(^q^).｡o(マジ尊い)いつも更新楽しみにしてます。前まではなんか緊張してコメントできなかったんですけど、頑張りました！続き待ってます。 (2019年7月25日 16時) (レス) id: fed8378344 (このIDを非表示/違反報告)
さとりぐ(プロフ) - あまああああああああああああああああああ死ぬ (2019年7月22日 11時) (レス) id: 87b309d9ee (このIDを非表示/違反報告)
パンバーガー - 二人がめっちゃ可愛いです！無理をしない程度の更新をしてくださいね！ (2019年7月21日 7時) (レス) id: e168a05c5f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しそし | 作成日時：2019年7月18日 19時
