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少し微笑みながらそう聞けば、神主は慌てながらも返事をしてくれ、狐も元気よく鳴いた。


「貴方は命の恩人です!どうか、今宵は私どもの屋敷でお休みになって下さい!治療もお食事も用意いたします!」

『え?!いえいえ!私は当たり前のことをしたまでですので、大丈夫ですよ!』

「それでは、私の気がおさまりません!どうか!」


神主の圧に押されて、泣く泣く承諾する。


『あ、君も一緒にやす…あれ?』


先程まで共にいた隊士が其処にはおらず、先に行ってしまったのかと肩を下ろし、神主に案内されるまま、その日はお世話になった。

ただ、それがいけなかった。

翌日、お世話になった方々にお礼を行って、次の場所へと向かおうとしていたら、私の鎹烏が凄い勢いで向かって来たのだ。


「緊急!緊急!スグニ御館様ノ元マデ向カウベシ!」


何時もは物静かな烏の慌て張りに、私も急いで御館様の元まで行った。


『あれ?師匠に、柱の方々まで、如何なさったのですか?』

煉獄「…」


何故か、柱が全集合とゆう重々しい空気の中、御館様が現れ、私は師匠の後方にて膝跨いた。


御館様「急に呼び出してしまって済まないね。実は昨夜の、杏寿朗の弟子である君の任務についてだ」

『え?私のですか?』


突然の事に、唖然としていると、御館様がゆっくりと語り出した。

[昨夜の任務にて、私が、一般人を盾にしたと言うこと、同伴していた隊士の子を斬りつけたと言うこと]

全く身に覚えのない話に、私は直ぐに抗議した。


『そんなことはしていません!何かの間違いです!』


そう強く主張すれば、当時既に柱の座についていた不死川実弥に睨まれる。


不死川「だったら!なんで俺の育ててきた弟子が腕から血ィ流しながら怯えんだよ!お前がアイツを傷つけたんだろうが!」


いきなり胸ぐらを掴まれて言われ、息が詰まってしまう。


御館様「おやめなさい。実弥」

実弥「ッ!」

『ゲホッ!ゲホッ!』


御館様に制され、やっと空気を吸うことができて、酷く咳き込んだ。


御館様「彼等以外、その場に居たものはいない。どちらが本当で、どちらが嘘かも分からない。取り敢えず、君には、1ヶ月の謹慎を命じます。済まないね」


それだけ言って、御館様は奥の方へと下がって行った。


『師匠…』


私は、きっと、師匠である煉獄なら、分かってくれるだろうと、あの日の様に認めてくれるだろうと

ゆっくりと伸ばしたその手は、


バシンッ


強く、煉獄本人に弾かれた。

鬼→←鬼



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獅子唐(プロフ) - 夢主の名前は固定ですね。 (2020年5月8日 11時) (レス) id: eb370bf788 (このIDを非表示/違反報告)
亜弥(プロフ) - これからの展開がとても楽しみでお気に入り、評価させて戴きました!続き楽しみに待っています!質問なのですが、夢主の名前は固定なのでしょうか? (2020年5月8日 2時) (レス) id: 05697c536f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:獅子唐 | 作成日時:2020年5月7日 12時

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