狐 ページ14
銀島side
メタイ話、色々飛ばしまくって昼。
朝のHR後、侑から昼に獪岳のお姉さんと食べる約束をしたと尾白さんから連絡が来た聞いて、ちょっとワクワクしとる。
『獪岳のお姉さん。どないな人なんやろ〜、楽しみやんな?』
侑「おん!あの獪岳のお姉さんやで?!めっちゃ気になるわ〜!」
角名「ねぇ、獪岳。お姉さんのこと好き?」
獪岳「好き?ん〜、まぁ俺の中で、姉貴は一番尊敬している人だからな。好きと言えば好きだ」
治「ほぉん?獪岳がそこまで言う人、初めてやな。俺も楽しみなってきたわ」
そんな話しながら集合場所の屋上に行くと、既に先輩達がおって、そん中に見慣れない黒髪長髪の人もおった。
尾白「やっと来よったか!」
北「獪岳以外はそこに並び」
赤木「獪岳のお姉さん紹介するで!」
俺達が言われた通り横一列に並ぶと、北さんの背後から、黒髪長髪の人が出てきた。
「初めまして。獪岳の姉、稲荷焔です。よろしく」
落ち着いた、凛とした少し高めの声は、俺らが見ている夢ん中の影さんに似とった。
侑「初めまして!俺は宮侑いいます!」
治「俺は宮治です!」
『銀島結です!』
角名「角名倫太郎です」
そう自己紹介すると、稲荷さんは優しく微笑んだ。
稲荷「君達のことは、獪岳から聞いてるよ。一緒にいて楽しい、良い友達だってよく自慢話をしてくれているよ」
獪岳「ちょ!恥ずいからやめろよ!////」
普段笑いあったり、揶揄いあったりするけど、基本的に素っ気無い獪岳が、お姉さんにそんないなことを話しとる。
純粋に嬉しい。
侑「ホンマに?!なんや獪岳ぅ!ツンデレか!」
治「純粋に嬉しいわ〜。なぁ?」
角名「不覚にもトキめいた」
『いや、なんでやねん!』
獪岳「もう、お前らは黙ってろぉ!!////////」
やっぱり、お姉さんがおる手前、獪岳は真っ赤になりながらも文句を言うだけで済ましとる。
大耳「自己紹介も終わったし、飯食おうや」
北「せやな。お前らも、もう静かにせぇ」
2年「ウィッス」
稲荷「ふふ、北くんは偉大ですね」
北さんの圧にビビってすぐに従った俺らを、稲荷さんは笑い、ちょっと恥ずい。
稲荷「獪岳も、お座り。私にもっと皆の自慢話を聞かせて?」
獪岳「姉貴、マジでやめたくれェ////」
前髪の下で優しく微笑む稲荷さんと、真っ赤になりながらも、素直に隣に座る獪岳は、本当に姉弟なんやなって、見とって微笑ましいかった。
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獅子唐(プロフ) - 夢主の名前は固定ですね。 (2020年5月8日 11時) (レス) id: eb370bf788 (このIDを非表示/違反報告)
亜弥(プロフ) - これからの展開がとても楽しみでお気に入り、評価させて戴きました!続き楽しみに待っています!質問なのですが、夢主の名前は固定なのでしょうか? (2020年5月8日 2時) (レス) id: 05697c536f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:獅子唐 | 作成日時:2020年5月7日 12時