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私には前世の記憶がある。

とても鮮明に、悲しく、辛い日々の記憶がある。

前世の時代では"鬼"とゆう人を喰らうモノ、他の人達は化け物と呼んでいたりしたが、私はそうは呼ばなかった。

鬼も人もそう変わらないと思っていたから、実際に、私は前世で"鬼"であった。

鬼であったと言っても、元々は違う存在であった。

元は普通の家で、普通の幸せを持っていたが、ある日突如として、鬼に家族を皆殺しにされ、たった1人生き残ってしまう。

そんな私を、周りの人々は"人殺し"と口々に言い、何度否定しようと、あの人達は耳を傾けてはくれなかった。

ただ、ある一人を除いては…

彼・"煉獄杏寿朗"は、自身のことを"鬼狩り"だと言っていた。

初めて聞いた言葉に、首を傾げていれば、彼は鬼の存在と、それを滅する政府非公認の組織"鬼殺隊"を教えてくれた。


煉獄「君の家族を殺したのは鬼だ。君のせいではない」


そう、彼に言われて私は涙を流した。

何度否定しようとも、聞く耳を持たれず、暴力までも払われていた私にとって、彼の言葉は、私の全てを認めて貰えたような、生きても良いと、許しを与えられたようで、とても嬉しかった。


煉獄「君で良ければ、俺の家に来ないか?君の望むなら、鬼を倒す術も教えよう」


真っ直ぐに紡がれた彼の言葉に、私は迷うことなく頷いた。

それからは、正に血反吐を吐くような、本気で死ぬような修行を弟君の千寿郎と共に受けて、立派な隊士になる為の最終選別にも生き残った。


煉獄「うむ!君は俺の自慢の弟子だ!これからの成長も楽しみにしているぞ!」

『はい!師匠の名に恥じぬよう!精進して参ります!』


階級を上げ、柱となった師匠の元、何度も鬼と対峙していく内に、私にも妹弟子が出来た。


『初めまして!君が甘露寺蜜璃くんかな?私は君の兄弟子になる!よろしく!』

甘露寺「はい!よろしくお願いします!」


甘露寺は、師匠に似てよく食べ、よく動くような可愛らしい少女だ。

だが、そんなある日…


ザシュッ


『ッ〜〜〜!!』


とある神社にて最下級の隊士と共に鬼と対峙している際に、迷い込んで来た狐と神主と思われる人を庇い腕に怪我を負った。

だが、すぐに切り替えて鬼の首を狩る。


「だ、大丈夫ですか?!」

『大丈夫ですよ!それよりも、貴方とその狐さんにはお怪我はありませんか?』


顔を青ざめながら寄ってくる神主に、痛みを我慢して柔らかく接する。

鬼→←狐



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獅子唐(プロフ) - 夢主の名前は固定ですね。 (2020年5月8日 11時) (レス) id: eb370bf788 (このIDを非表示/違反報告)
亜弥(プロフ) - これからの展開がとても楽しみでお気に入り、評価させて戴きました!続き楽しみに待っています!質問なのですが、夢主の名前は固定なのでしょうか? (2020年5月8日 2時) (レス) id: 05697c536f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:獅子唐 | 作成日時:2020年5月7日 12時

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