私立魔法学園inバトルロワイヤル (ページ28)

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十九話過去編(２)ｂｙノイズページ28

アンプside
　

あのねぇアンプ？
ボクの家はね、その雨香に裏切られて無くなったんだ。ママもパパもとても雨香の事を信用していたんだよ。なのに…なのに、なのにぃぃいぃぃぃぃぃッ…ッすまない…イライラしてしまったよ…
ッは…ははは今更ながらあの時の自分の無力さには笑えるよッ！
詳しく物語風にいうとだねぇ…

そこでノイズは声色をがらりと変え、

むかぁし、昔…ある所にとても仲が良く、子宝にも恵まれ、信用できる部下までいる…という順風爛漫な人生を送ってきた男と女がおりました。ある日その男が家に帰ってくると、愛犬が無残に殺されている姿を見ました。『こいつをこんな風にしたのは誰だッ！何をしているんだッ？こんな物は子供に見せられるわけがなかろう？！とっとと埋めてしまいなさい！』男のその声で使用人たちはいっせいに犬を埋める作業に取りかかります。ですが子供は見ていたのです。犬の亡骸を。 ――――――そして、その犬をあんな姿にした犯人を――――――――。
次の日、子供は使用人…コックの声で目が覚めました。『う、うわぁぁぁぁぁぁぁッ！』耳を劈くほどの大音量です。何が…何が起こったのか…。そしてそのあと見たのは……コックの前にいるのは…あれは…
　
　 …子供とその親から一番信用されている…―――――使用人…

『なッ…何をやっているんだい？！』『貴方――ッ何をしているのよぉぉッ』『ひぃぃぃぃぃッ』そして響き渡るのです…コックが切り裂かれてしまう音が―――。子供は思いました。“嗚呼、なんという美しい音なのだろう！”…と。そして使用人は持っていたナイフで次々と色々なものを切り裂きます。嗚呼、なんてすばらしいのでしょう！やがて子供は使用人と対峙します。そこで使用人がこう言い放ちます。
『お前は美しいね。』、と。嗚呼！生きていてよかった、と。子供は思います。

　『だから―――高く売れるだろうなぁッ！』
　

　 ――――――は？