【文スト】式神？いいえ、侍です4【銀魂】

双つの黒4 ページ7

太宰はニヤッと笑って持っていたボタンを押す。ラヴクラフトの内部に仕掛けられた爆弾が作動し、ラヴクラフトは内側から膨れ上がるように大きくなる。


｢やっちまえ、中也｣


太宰の呟きに呼応するように、中也が最後の一撃を叩き込んだ。


煙が晴れた後も、中也は暴れ続ける。

強大な力を前に、Aも銀時も土方も動けないでいたが、太宰は飄々と歩いていき、中也の手首を掴んだ。


｢敵は消滅した。もう休め、中也｣


中也の頬や腕から異能痕が消え、彼は地面に膝を着いた。


『ちゅ、中也さん！』

｢ン……A……何だ｣

『大丈夫……じゃなさそうですね……』

｢まァ……な。

太宰……手前を信じて汚濁を使ったんだ。ちゃんと俺を拠点まで……送り届けろよ……｣


そう言い残し、ドサッと倒れる中也。


｢任せなよ、相棒｣


太宰は柔らかく微笑んだ。


｢信じられない、あのラヴクラフトを……君達は一体……｣

｢悪い奴の、敵さ｣


太宰は不敵な笑みを浮かべてみせた。


｢……よし、帰ろうか｣

『あれ？中也さんいいの？』

｢誰かが回収しに来るでしょ｣

『さっき任せなよとか言ったのは何処の誰よ……』


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双黒メインのこの回に銀魂勢の見せ場などありません(真顔)


銀さん土方さんの活躍を待っていた皆様ごめんなさい(´･ω･`)

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