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大事な人と触れ合うことの、
なんが悪いんか分からへん。
もう一緒に登下校さえしたらあかんて。
「そんなん普通の男友達もすることや！」
いう、俺の抗議はあえなく跳ね除けられた。
おとんは、真琴をスパイにして見張ってる言う。
今日はバレンタイン。
毎年は、朝子姉ちゃんと真琴がくれるぐらい。
朝は霜はってて、
空はどんより曇ってて、
めちゃめちゃ寒い。
自転車漕ぎ出した途端、
うっすい学ランを突き抜けて、
肌を刺してくる北風。
背中に、
とものぬくもりがないから、
余計に冷たく感じる。
錆びついたバス停では、
寒そうに、首をすくめたともが、バスを待ってた。
学ランの上に、
前の高校のものらしい紺色のコート着てる。
めっちゃ爽やかで、可愛いて、
朝から胸きゅんで。
寒さはどっかに飛んでった。
そういや、とも、
買ったばっかの自転車、どうしてんやろ。
「とも。おはよ」
「大毅・・・おはよ」
ともの吐き出す白い息が、
空に溶けてく。
「バス遅れてんのか？」
「そうやねん。
新しいのに、自転車、もうパンクしてんで？」
「不良品やな。
バスいつになるか分かれへんし、後ろ乗ってき」
「あかんって。
大毅のお父さんに殺される」
「・・・ごめんな。
うちのおとん、頑固もので」
「ううん。
仕方ないと思う。
誰でも怒るって」
「とものお父さんは？なんて？」
「うちは、
思春期にようある一過性の感情やろて。
そのうち冷めるからほっといたらええて、
動揺して泣いてるお母さんに言うてんの、
聞いてしもた」
「俺は、そんなんちゃうで。
本気やから」
俺の言葉に、ともが、ほっぺた真っ赤に染めた。
思わず、
手袋した手のひらで、
冷えた頬を包み込んでもうた。
ともが、くしゃっと笑う。
俺とおんなじ笑窪が出来るねん。
こんなに可愛ええ子、
他に会うた事ないて、
毎日のように思う。
「なあ、大毅。
放課後、今日も音楽室来てな」
「うん。分かってる」
部活終わってからの、ほんの少しの時間。
俺らは、こっそり音楽室で会うようになった。
吹部の真琴が見張ってるから、
ともは一旦帰ったふりしたり、
結構大変やねんけど。
そうしてでも会いたい。
禁じられれば禁じられる程、
閉じ込めた気持ちは、高まっていく。
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りっつ(プロフ) - 赤くんへ！私は緑大好き人間ですが、視点は赤くん側ですねー、だって緑ちゃん可愛いんだもん！好きになってしまうよなぁ (2021年1月31日 9時) (
レス) id: dfb5502df5 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 私だったら姉でも妹でも全力で歓迎するのになあ、、（おい腐女子め） (2021年1月30日 22時) (レス) id: 109c85bf37 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 神ちゃんの冷酷な顔が目に浮かぶ、、怖い、、好き、、 (2021年1月30日 11時) (レス) id: 109c85bf37 (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - うーん、なんというか、可愛く居ろうとは一切してないのにむしろ男らしく居ろうとしてるタイプなのに、どーしても可愛いくてそれを拾ってしまうファンや赤くんみたいな犠牲者続出という不思議なんですよ、やはり上手く語れんとにかくきゅんきゅんじゃ！失礼しました (2021年1月30日 6時) (レス) id: dfb5502df5 (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - 度々しつれいします。緑ちゃんて我々に見せる姿はぶりっ子と違うのににじみ出る可愛らしさが拭えないって感じするのですよね、その悶絶キャラが遺憾無く反映されてる様にキュンキュンしています！傑作にも程があると思います！大好き！ (2021年1月30日 6時) (レス) id: dfb5502df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2021年1月24日 19時
