禁じられた二人。１ ページ6
赤side
神山家に乗り込む言うて、
おとんと、
後からやって来たじいちゃんと二人がかりで、
ともを引きずるようにして連れて、
俺の部屋を出てってまう。
「お前はここで待っとけ！」
突き飛ばされたけど、
すぐに追いかけた。
擦りむいた膝が痛いけど、
構ってられへん。
頭に血ぃのぼってる、おとんが、
ともんこと殴ったりでもしたら・・・
絶対に許さへん。
ともんちの玄関先。
おとんが、ともんこと、
叩きつけるように投げ出す。
あんな乱暴にして・・・
「とも！大丈夫か！」
転んだともに駆け寄る。
「大毅っ、離れろっ！」
おとんがまた殴りつけてきた。
けど、絶対に謝る気なんかない。
俺ら、悪いことなんかしてへんって、
言い切れるから。
じいちゃんが、
玄関のチャイムをガンガン鳴らしてる。
「なんの騒ぎですか？
重岡さんやないですか」
とものお父さんが出て来はった。
「どの口が言うとんねん！
オタクの不良息子が、
うちの長男誘惑しよったんや！
ほんま、どんな教育しとんねん！」
「重岡さん、ちょっと落ち着いて下さい。
何のことやら分かりません。
とも、どういうことや？」
「お父さん、
俺は大毅が好きやねん。
好きやから一緒におりたい。
それだけやねん」
ともの言葉がじんと胸に沁みる。
そやのに、
「何を言うとんねん！
この色気狂いのマセガキがっ！」
うちのおとんの怒りは収まるどころか、
激しいなる一方や。
「重岡さん、長なりそうやから。
中で話しましょうか」
とものお父さんは、冷静や。
うちのおかんと姉ちゃんたちもやって来て、
二家族での家族会議ていう、
大袈裟な事態になってしもた・・・
３学期が始まった。
あの夜の家族会議の結果は決まりきってた。
これからは普通の男友達として付き合うこと。
「二度とおかしな関係にならへんように、
これからは大毅も母屋で寝かすから」
いまだ激怒中のおとんに、
離れの鍵は取り上げられた。
不潔や汚い、情けないて、
二番目の優子姉ちゃんとおかんにも、
散々泣かれてしもたけど。
俺は何にも汚れてへん。
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りっつ(プロフ) - 赤くんへ！私は緑大好き人間ですが、視点は赤くん側ですねー、だって緑ちゃん可愛いんだもん！好きになってしまうよなぁ (2021年1月31日 9時) (
レス) id: dfb5502df5 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 私だったら姉でも妹でも全力で歓迎するのになあ、、（おい腐女子め） (2021年1月30日 22時) (レス) id: 109c85bf37 (このIDを非表示/違反報告)
未来(プロフ) - 神ちゃんの冷酷な顔が目に浮かぶ、、怖い、、好き、、 (2021年1月30日 11時) (レス) id: 109c85bf37 (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - うーん、なんというか、可愛く居ろうとは一切してないのにむしろ男らしく居ろうとしてるタイプなのに、どーしても可愛いくてそれを拾ってしまうファンや赤くんみたいな犠牲者続出という不思議なんですよ、やはり上手く語れんとにかくきゅんきゅんじゃ！失礼しました (2021年1月30日 6時) (レス) id: dfb5502df5 (このIDを非表示/違反報告)
りっつ(プロフ) - 度々しつれいします。緑ちゃんて我々に見せる姿はぶりっ子と違うのににじみ出る可愛らしさが拭えないって感じするのですよね、その悶絶キャラが遺憾無く反映されてる様にキュンキュンしています！傑作にも程があると思います！大好き！ (2021年1月30日 6時) (レス) id: dfb5502df5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fool
| 作成日時：2021年1月24日 19時
